当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

泉涌寺

2010年03月13日 | 日記
これまた初泉涌寺に行ってまいりました
お隣の東福寺には何度も行ってるんだけどねぇ‥

今回は御座所・霊明殿の特別公開がありましたので


泉涌寺は天皇家ととっても縁が深いお寺。
現在の天皇や皇太子らももちろん訪れて休憩されたりしています。

御座所は御所内にあった建物を移築したもの。
皇后の御産の際に使われた建物だとか。

↑これはお庭。唯一OKポイント。
この背後に天皇たちが休憩された部屋があります。

実相院でもわかりやすくありましたが、ここも御所ってことで、部屋の作りで格差がはっきりわかる作りでした。
奥に行くほど段差ができてきたり、欄干に黒格子の柵があったり。
この欄干は重要なんですよ
コテコテな宮中の格差表現作りですんで。

もちろん天皇たちが休憩された部屋は一番格式が高い部屋。
襖絵も土佐派の絵で、金を使って豪華にしてましたね。

女官とかの部屋の絵は、宝鏡寺にもありましたが、お米ができるまでの絵。
田植えから脱穀・精米まで一連の流れが簡単に勉強できるようにって意図らしいです。
宮中の方は、農民の労働や食物のありがたみを、知らないがゆえに理解できないってのがあったんですようね。
これがお勉強教材って言われるわけですから‥
まぁ時代が時代ですし仕方ないのですが

ちょうど泉涌寺に行った日は、昭和天皇の念仏を唱える日だったらしく、霊明殿にはお坊さんがいらっしゃいましたよ。
お寺さん行ってるからお坊さんいるの当たり前なのに、なんでかドキドキしてしまった(笑)

泉涌寺の続きはまた次回‥。