当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

丸岡城

2011年06月05日 | 日記
また旅ネタに戻りま~す

愛する丸岡城へ再び行ってまいりました

高速1000円。いくら乗り鉄さんでもで行けない場所がありますから。
そういう場所は1000円の内にってね。
GWは酷使させすぎたなぁ~今更だけど(笑)

丸岡城は以前も行ったことはありますが、もう本当に個人的にツボ全開な城なんです
なんつうか…簡素かつ実がある完璧フォルム
現存天守12城は弘前以外は行きましたが、国宝4城は別格として、それ以外なら一番好きな城なんですよ
ちなみに現存天守は弘前・犬山・松本・丸岡・彦根・姫路・松江・備中松山・高知・丸亀・松山・宇和島。
丸岡城は最古の城かも?と言われている城で、犬山城とどちいが古いか意見が分かれている城なんですね~
まぁそんな丸岡城がなぜ国宝じゃないかって、昔は国宝だったんですよ。入口には『国宝 霞ケ城』の碑が残っているくらい。
霞ケ城は丸岡城の別名。岩村もそうだけど、理由も似てます。合戦時に大蛇が現れて霞を吹いたってのが由来なんで。昔の人には、霞には蛇がつきものなんですかねぇ。
ま、でも戦後に制度が変わって、重要文化財区分が出来て重文になっちゃんったんですね~
格落ちとも言われかねませんが…ま、戦後すぐに起きた福井地震で一度崩れて建て直ししたってのもありますので(もちろん元の木材使ってますが)、評価だけの問題か、格落ちかは個人的にはわかりませんけど

丸岡城は柴田勝家の甥勝豊の城。
勝豊は後に長浜城城主となり、秀吉側に寝返っています。まぁそうなる原因は色々あったんですがね…
その為か、あまり有名…というか人気武将ではないかな?
城の造りとしては、さすが柴田な簡素でも地域柄をふまえた堅固な城なのです


それにしても以前行った時と比べて客が多い
まぁ時期もあるとは思いますが…やっぱりこれは大河効果かなぁ?勝家の城じゃなくても、福井にある”柴田”の城だしねぇ…


石落しにしろ欄干にしろ、木で出来ているのも素朴でいいんですよね~


内部の階段はとんでもなく急。
現存天守は基本的に急なんですが、その中でもすごいと思う…
広さもあるのかなぁ?狭い中の階段だしね横も後ろも壁だし


天守閣からの景色。
わかります?屋根が石なんですよこれが丸岡城最大の特徴~
普通の瓦だと雪でやられちゃう為、石で出来ているんです

ちなみにその流れで…
入口の階段横にある石のしゃちほこ。

これも同じ理由…と言いたいところですが、本当は、昔は木製で銅版加工されているものだったんです。
それが戦争時に銅版が足りなくて、石に変えられたんですねぇ。
福井地震で崩れてそのまま今のように当時を偲ばせるって意味で残って、こんな場所で展示されています。
現在天守についている鯱は、昔のように木製銅版張りに復元されたものになっていますよ。

いや~失礼ながら予想の数十倍混んでましたが、個人的にはまた行けて良かった
やっぱり特徴がさりげにあって、バランスも良い、ステキな城だわ~
福井はなかなか行けないけれど、懲りずにまた行きたいです