当方見聞記

旅と舞台・ライブ話を気ままに書いてます

壺阪寺

2012年11月30日 | 日記
高取城の登り口…というか最寄りバス停、壺阪寺にももちろん寄ってきました

ここ、歴史ある大きなお寺なんですが、インド要素が入っている為、ちょっと不思議空間なお寺
千代住職さんがインドでハンセン病患者の救済にあたったということでインドとのつながりが深いらしい。

眼病封じのお寺、そして人形浄瑠璃『壺坂霊験記』の舞台で有名です。


紅葉もバッチリ


天竺渡来…インドから送られた大きなお釈迦様たち。
この時点で『ここ…どういった寺なんだ?』と内心なった
文殊様が乗っている獅子が、横姿なのに顔だけ正面に向けているせいか、めっさ懐いている飼い犬のように見えて個人的にツボに入りました


慈眼堂からの境内の景色


1497年建立の重文の三重塔。
このお寺は焼失が何度かあるのですが、戦国時代、戦火でほぼ全山が焼失した際に残った奇跡の塔です。


眼病封じのお寺らしく、メガネの輪潜りが(笑)


三重塔の前。魔よけの橋。橋を渡りながら写真を撮ろうっていう、なんとも観光地めいた場所
ちなみに背後に映っている白い壁は、これまたインドから送られた、お釈迦様の生涯のレリーフです。

これもこれで日本からかけ離れた感じですごかった

重文の禮堂。奥にちらっと見えるのが八角堂。


禮堂でお参りを済ませたら(眼病封じの御参りの関係か、メガネが大量に納められていました)、境内から少し離れて、トンネルを通って道向かいへ。

↑ここはトンネル手前、お寺の紹介写真によく使われているポイント

こちらには、これまたインドから送られた観音さまたちがいらっしゃいます。
まずいきなりあったのが観音さまの“手”

目の前の売店ではインドから輸入した品などが売っていて、これまた日本っぽさのなさ全開

この手から向かって右。階段下。

巨大な涅槃像、そして背後に巨大観音さま。
どちらもインドからの贈り物だそうです。失礼ながら新興宗教のお寺??と思ってしまった


観音様。
そしてここからの眺望。



壺阪寺の中でも一番の高台にあるので景色素晴らしい

最後にバス停前の紅葉。


なんだか本当に不思議で面白いお寺でした。高取城跡に行くならぜひ立ち寄ってみてくださいませ