17:10。 南流山ホーム。
あっ! 座布団が付いた!
新調した座布団の模様は?
オバケ~~!
私が写真を撮っていたら、2歳と3歳くらいの男の子二人を連れたママが話しかけてきた。
「先程取り付けていたんですよー。まだ私がお勤めしていたころから、ここには座布団があったんです。」
電車を待つ間、男の子二人と「オバケだぞ~!」 と遊んだ。
私がさいたま新都心にこのルートで通う様になってから、2度目の冬が来た。
私が喜んでるのと同じように、みんなの心を暖かくしていることが分って、嬉しい日。
もちろんこの新品のオバケに座らせていただきました。
4時30分。みどりの駅では既に夕焼け。
もうすぐ日が暮れるのに、のこのこ出かけていく。
(行くの? やめたら?)
冬になるといつも悲しい気持ちになる。
「冬は寒いから休んだら?」 とお仲間からも言われる。
向かい側のホームから、つくば行きの電車が出発した。
「よし!行くぞ!」
♪♪♪ 今日の練習 ♪♪♪
①発声練習…何時も高音が出なくなるとやめるのだが今日はまだ余裕だった。 私、声出るようになった?
②コンコーネ6番…3拍子をちゃんと数えながら歌う。初めて習った曲。音がとれない。というか楽譜が読めない。
③ソルフェージュ1番…レガートに歌うのだが、まだ音符を一生懸命見ている。はやく覚えてしまって譜面を見ないで歌いたい。
④北の国から…ああー、あああああーのあれである。良く知ってる歌も譜面を見て歌うと、勉強になる。
⑤オペラ「ラ・ボエーム」より「わたしが町を歩くと」…原曲は高すぎるので、高校生の教科書にある歌いやすくしたものを習っている。外国語は全く分からないが、カタカナをつけてくれた楽譜を老眼鏡に掛け替えて見る。
⑥休憩…「ラ・ボエーム」のわたしが町を歩くとの部分を映画で見る。 この講座に初回(10年前)から参加の、かっこいいおじさまがご自身のライブラリーから持参。
⑦高音の「わたしが町を歩くと」を歌い、いかに高音かを体験。
⑧シューベルトの「至福」…これはドイツリート。ウムラウトが分らない。巻き舌もできない。 チチンプイプイ!細かいことは何も知らない。でも、大きな声を出して、今日も良い気分。
この90分の授業の為に往復6時間かけて通う。
教室の前に、先生と気の会う仲間とコーヒータイム。
さまざまな話題。いなかの過ごし方とは一味違う楽しさが、ここにある。