根岸森林公園が競馬場のレースコース跡地ならば、今日紹介する場所は
競馬場メインスタンドとその背後に広がるエキゾチックな住宅景色を画
像で紹介します。
撮影が土曜日とあって週末を楽しむ米人家族が目立つ異国情緒あふれる
公園でした。
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1/6 昼前の公園
2/6 栄華の跡(メインスタンド背景)
向って右側にも同じ建物が並んでいたそうです。
3/6 スタンド背後に広がる住宅景色
奥にランドマークタワービルが少し霞んで見える
'4/6 軒を連ねる住宅
5/6 なんとなくエキゾチックです。
6/6 あぁ、冬支度・・・
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★ 根岸競馬場の思い出
と言っても競馬で大当たりしたなどと景気の良い話ではありません。
この施設の歴史と私の若かりし頃の思い出話です。
この観客スタンドは1929年(昭和4年)に建築さたメインスタンドだそ
うです。
太平洋戦争敗戦によりこの施設は米進駐軍に接収され、日本に於ける米
軍駐留本部として利用されていた。
この接収地は広大でこの競馬場を含む横浜市の二つの区に跨っていて、
米軍家族の広大な居住区も配備されていたが、現在は縮小され多くが横
浜市民に開放されている。
一部分だけ何らかの軍施設と家族居住区が残っているようだ。
ここはそのような過去を持つ場所なのです。
余談になるが、私が会社に入社して初めて任された責任者としての仕事
が(入社3年目)この米軍居住区内と横浜市隣接道路の整備工事だった。
その時の米側との工事打ち合わせ場所がこの競馬場施設内の米軍駐留本
部だった。建物内は薄暗く黒光りした廊下が印象に残っている。
その打ち合わせの留意事項で笑ってしまったことは、米側の関係者から
工事中に『ソ・デ・ノ・シ・タ!』の要求が流行っているらしく「要求
されても応じない事」だった。
幸いなことに?、そのようなことは一度も無かった。
「光陰矢の如し」宇宙に遠ざかるその「光」を追いかけると、この建物
の中に若かりし頃の私の姿も乗っかっているのです。
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