夢屋だより

那須高原・古民家のカフェ夢屋より、カフェの新着情報・染め織りの記録、その他つれづれ日記などをupします。

マンゴー食い放題らしいです。

2008年08月07日 | ゆるゆる日記

今日は明後日のNコン(NHKコンクール)にむけて、9時から16時まで一日みっちり部活でした。

なんせ間に合わない。もともとNコンは出ないはずだったんですが、栃木県大会で2校しかエントリーがなかったらしく、主催が「出てくれ~!」電話してきたので、合唱連盟の大会が迫っているこの忙しいときにNコンの長い課題曲に取り組むハメに。

しかも、お手伝いで入ってくれた女子3名と男子8名をあわせて20名での初大所帯、初混声、ということで大変なことになっております。もう少し時間があったらいざ知らず、あとたったの2日。ヤバイです。

この蒸し暑い中、部室と体育館で歌いっぱなし。受験という名の下に着々と運動不足になっている雀には、かなりハードです。

部活から帰ると、18時からモンゴルホームステイの同窓会に出席。もう今年で第6回くらいになるのかな。各年のホームスティ体験者とその家族が一同に会します。といっても体験者は毎年2人くらいずつなので、なんともアットホームで楽しいです。

ブルドの郡長さんが今年もいらしていました。さっそく挨拶。そしてシンダラムへのプレゼント&手紙を託す。記念に写真撮影。「大学受験頑張ってください。」と嬉しいエールをいただきました。

そして今年は最高のサプライズが!一緒にモンゴルに行って、その後直ぐにフィリピンに留学してしまった友達に、4年ぶりくらいで再会!ものすごく嬉しかったです。全然変わってなかった~。近況を話合ううちになんだかず~っと近くに居たような気持になりました。

交換ホームスティなので、まず日本人の子がモンゴルに行って、モンゴル人の子を連れて帰ってくるというシステムなんですね。それで今は日本にモンゴル人の子が泊まっていて、その子たちもこの会に来ていました。

その通訳で来ているモンゴル人通訳さんの中にかっこいい兄ちゃんを発見。大学生だと思われるのに、すごく流ちょうに日本語を話していました。「あーざっす!」って言ってた。でもかなり酔っていてあまり話せなかった~。残念。

毎年恒例のホーミーと馬頭琴の生演奏。今年も良かったです。草原を駆ける馬が見える演奏でした。ホーミーって本当に不思議な歌なんですよ。低い「あ~~~」っていう声から、笛の音みたいな高音が聞こえてくるんです。それがメロディーを歌っていて。面白いですよ。なんだか草原が見える気がして、ちょっと涙目に。最後はホーミーで「ふる里」。そういえばウランバートルに行ったとき、道端で絵を売っていたおじさんも、ホーミーで「赤とんぼ」を歌ってくれた。またちょっと涙目。

会の最後は一本締め。モンゴルの人にデモンストレーションしてから、全員で手を叩きます。・・・あ~今年も終わった。

再会した友達との積もる話も尽きませんでしたが、まあ、これからは日本に居るらしいし、いつでも会えるかな。フィリピンだってモンゴルだって近いもんだと星空に思った雀さんです。


クリス・・・お前もか。

2008年08月07日 | 舞台・映画話

「ミス・サイゴン」観てきました。ずっと観たかったんですよ~。しかも筧さんのエンジニア。ミュージカルではあまり見ないのですが、Drコトーの役が良かったし、インタビューなどいつも面白いので期待大です。

夜公演だったので帝劇地下で軽食をとりました。楽屋口でファンがブワーっと待っていて通り抜けるのが気まずかった・・・。でも、待ってれば俳優と会えるんだから、それは舞台のいいトコですよね。レストランで祖母とサンドウィッチを食べていると、劇場スタッフっぽい人達が入ってきて、カレー頼んでた。頑張ってください~。

久しぶりの帝国劇場。なんか・・・リッチ!やっぱり長い歴史を背負ってるからかな?他の劇場観てくると改めて高級な感じが。格調高い感じがムンムンでした。思えばここから雀の芝居人生が始まったんですよ。いろいろな劇場で観てきてもやっぱりここは特別です。紅いカーペットとか、高いカフェとか、ふかふかの席とか、・・・いいですね。

開演前、ホールをうろうろしていると、プログラムや公演グッツの売店の隣で、(公演に全く関係なさそうな)ブレスレットを売る怪しげなおばさんを発見。腕時計を売る人もいた。キャッツシアターの後だからかも知れないけど、なんか違和感が。それともこれ、あれか?帝劇ファンの間ではすごくはやってるとか?ちょっと聞いてみたかったけど、暗黙の了解みたいのがあったらいやなのでやめました。

そして開演。舞台はベトナム戦争時のベトナム。サイゴン陥落によって引き離されるアメリカ軍人のクリスと、ベトナム人キムの愛と運命を描いた超有名ミュージカルです。

まずね、舞台美術がすごく良かったです!あのすだれみたいなの(見た人はきっと分かる!)綺麗です。空間を自在に操っていました。やっぱり、抽象的空間でも舞台では立派な風景になるんですよね~。

あの有名な巨大ホーチミン像と、迫力の実物大ヘリ。もう世界でも日本でしか観られない演出なんだとか。でも雀としてはヘリよりフェンスに感動しました。サイゴン陥落時になんとかアメリカに逃れようとする大勢のベトナム人を残して、アメリカ軍がヘリで飛び立つシーンです。そこでアメリカ側とベトナム側に分ける巨大なフェンスが、これすごいんですよ。カメラのアングルを変えるようにフェンスを動かすんですが、とても自然で斬新でした。いや、うまく説明できてませんね。自分で確かめてください。

あとは筧さんのエンジニアですね。エンジニアは激ワルで、欲の塊で、アメリカに渡って成功することしか考えてないようなヤツなんですが・・・ぴったりでした。Drコトーの優しい筧さんに見慣れている雀としてはちょっとショック。でもいい方に期待を裏切られたかな。次は市村正親さんのエンジニア観てみたいです。

全体として言うと、やっぱりレミゼのほうが好き。ストーリーが蝶々夫人ぽかった。観ながら、「蝶々夫人に似てるなー。ピンカートンがクリスかな。ピンカートンはダメ男だったけどクリスはどうなるかな~。」と思っていたら。

お前もかい!

しかも最後も酷似!ちょっとなあ~・・・歌で終わらなかったのもミュージカルとしてはなあ~・・・ということです。

あと、ロンドンではアメリカ人の役はアメリカ人が、ベトナム人役はアジア人が演じていたのですが、ここは日本なので全て日本人キャスト。想像力をもってすれば人種差なんて屁でもないんですが、ストーリー的に混乱をきたします。それもストーリーを追えばなんでもないんですが、知らないと一瞬この人は何人の役なんだ?と。

でも嫌いではないんですよ。歌詞が聞き取りにくくて分からないところがあったので、あとでCD借りて確認したいです。とにかく、曲は綺麗だし、感動だし、ヘリとホーチミン像はいまや貴重な演出ですので、一度観てみたらいかがでしょうか。