太陽光発電の余剰電力の買い取り制度
が今月より¥48/kwhとなり、また、我が家の様なパネルを設置していない家庭については電気代が上がるという事で、ソーラーパネルの普及が一歩前進しました
。
http://www.tepco-switch.com/know/all-denka/solar-j.html
¥48/kwhの買い取りが設置してから10年の期間までであったり、来年度以降の設置については買い取り金額が変わるなど少し複雑ですので、詳細は東京電力のホームページを参照願いたいのですが、技術大国でありながら環境大国
ではなかった日本が、環境大国への変化を見せた年と言える分岐点の様な気がします。(エコ減税やエコポイントも含めて)
まぁ、エコや省エネに対する施策はホント地味に以前からあったわけですが、国民の関心が向くような施策が出始めた年と言えるのかなと。
手放しに喜んでいいと思います。化石燃料の枯渇やCO2削減等の世界レベルの問題に対して、1家庭レベルで取り組みやすくなった訳ですから。
と、消費者目線の私の言葉に対して、建築士目線の私も喜ぶべきですが ほんの少しだけ気になる事が。
日本だけの話でなく、世界中にある「その街の風景」が、変わる事になるんでしょうか。
急に全部が変わるはずないですし、元々節操のない意匠の住宅もすでに街並みに混在しているので、改めて心配する事ではないと思いますが、よりバランスのとれた感覚が必要になるという事ですよね。
「エコだから絶対エコ」、「これ以上街並みを壊さない」とか、考えを一つに絞るのはある意味簡単かもしれません。でも、本当に目指す所は「どう調和させるか」です。
ヨーロッパの街並みは、誰もが憧れる素晴らしいものですが、環境大国の側面を持ち合わせており、住宅街も変化が出始めています。
.
らしくありながらあたらしく。
当事務所のテーマの一つでもあります。
重要文化財の保存とは違うんですよね。あくまでも、これからの生活が設計に反映されていないと古民家再生とは言えないと、当時強く感じました。
だから新築住宅に対しては、まったく新しいものでありながらも、日本らしさを設計に少しでも表現すれば、自然な流れで素敵な街並みが継続されると考えています。
.
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます