8月末に国会で来年度の概算要求が提出され、来年度の事業が見え始めております。
その後、目新しい情報はまだ入っていませんが、その中にあった地域型住宅グリーン化事業は間違いなく住宅部門の目玉施策です。
今年度までは、住宅業界において補助事業と言えば「地域型住宅ブランド化事業(以下、ブランド化事業)」と「住宅のゼロエネルギー住宅推進化事業(以下、ゼロエネ)」が大きな目玉でした。
しかし、来年度からはその二つが一本化される方向になり、それが地域型住宅グリーン化事業です。
今年度までの事業について業界内の心の声を文字にすると、ブランド化事業は地域材の採用と長期優良住宅の二つを採用してやっと100万円。ゼロエネは省エネ設備を入れたら165万円という評価だったと思います。
つまり、「ブランド化事業よりはゼロエネが使いやすいよね」というイメージがあるんじゃないかなと私は思っています。
ポイントはブランド化事業にぶら下がっている地域材の活用。この地域材って、地元の材って事なんですけど、これの採用が面倒臭そうっていうのが業界内のイメージ。とくに新潟県の場合。
ところがこれは全くの誤解で使い慣れればなんてことありません。
ブランド化事業の事務局をしている私が日々工務店さんから上がってくる書類をチェックしているんだから間違いない話。
食わず嫌いは使わない人が悪いだけなのに、地域材のせいにしてはいけません。
しかし、それが来年度はゼロエネに対しても地域材の活用が求められるんだから、きっとブランド化事業を敬遠してた工務店さんにとっては「ぐぬぬ・・・」となっていることでしょう。
ゼロエネだって来年度からは申請に使う一次エネルギー消費量の算定プログラムが改正省エネ基準の1種類になるはずなので、それはそれで大変になるはず。
(改正省エネ基準の一次エネルギー算定プログラムは今までのプログラムと比べて、センターリビング型の間取りの場合、ゼロエネを達成するのが難しくなるような中身になっています)
補助事業をただの補助金目当てで申請が通ってしまえばという感覚で取り組んでいた方には結構なハードルになると思います。
ネイティブデイメンションズでは住宅に必要な最低限の性能として考えている仕様がすでに地域材、ブランド化事業、ゼロエネのすべてをクリアするレベルです。
もちろんそれは申請を通すためではなく、快適で安心して住んでいただくために必要として考えた結果です。
それがベースにあって、あとは楽しみながら最高に格好いい家を作りましょうとうのが私とお客様のテーマです。
もちろん今も楽しみ中。
お打合せいただいているお客様と楽しんでいますよ。
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