今日も自由な設計のネイティブディメンションズのはなし。
ミニストックのポーチ階段はこんな感じ。
段数が他の住宅より多いですがいたって普通の階段です。(とっておきの階段もありますが、それはまたいつか)
ちょっと他と違うのがここから先。
こちらがミニストックの玄関です。(下駄箱のとっておきの扉がまだ付いていません)
建築面積が9坪しかない建物なのに、玄関はしっかり約1坪あります。
濡れたコートの一時保管など新潟の玄関は、靴を脱ぐだけでなく、一時的に服や道具を置くスペースでもなければいけません。
その辺の妥協は一切していないミニストック。
狭いからしょーがありませんじゃミニストックの意味なし。
でも、何か変。
この玄関どこで靴脱ぐの?
はい、フローリングの上で脱いでください。
障子から先が部屋になります。
は?
ある日ふと思ったのが、玄関ってコンクリートやタイルじゃなきゃダメなんだろうか。そんなの建築基準法にないぞ。
生活のほとんどが舗装された上を歩いているはず。そんな靴裏が汚れる事なんてそんになないぞ。
子供の頃、玄関に水を撒いてデッキブラシでごしごし洗った思い出がありますが、どう考えても掃く程度で十分だし、気になったら拭き掃除で十分です。
濡れる心配もありますが、そこは断熱、気密、換気、空調がしっかり設計された家の特権。乾きます。
でも、汚れを玄関に持ち込まないことが一番大事。
だから、外のポーチには1枚のグレーチングが敷いてあります。
汚れが気になる場合、ここでガシガシと靴裏の汚れを落としてください。
落とした汚れは水を流せば脇からちょろちょろ流れます。
水は、階段下りた先の目の前にあります。
一番便利なところに水道が。すでに職人さんも便利そうに使っています。
洗車、水撒き、靴裏洗い、いつでも瞬間的に作業ができます。
でも、こんなところにあったら邪魔じゃない?第一格好悪くない?
もちろん格好良くしますよ。
それが仕事ですから。それは外構編でご紹介。
ネイティブディメンションズの設計は、セオリー通りとか、思いつきの見た目とかじゃなくて、理由があるかどうかで決めています。
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