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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-01】これがミニストック-省エネ狭小住宅-

2024-07-23 22:31:15 | ministock-01
とても既視感のある光景

我が家とお揃いです。

こちらも同様に見覚えのある形式

我が家とお揃いです。
これがミニストック-01の系譜

10年前と同じ。

変わったことと言えば玄関前のもみじ
シンボルツリーと言わずして何と呼ぶといいたくなるシンボルツリー感

ポーチ屋根替わりにもなっているというまさかの成長
当時と比べると全然違うでしょ
(逆をいうと樹木選びは慎重にならないとですね)


もう10年が経過したミニストック-01
先日、壁の塗装の補修に伺いました。

私が思うに全面補修ではなく、何年経っても部分補修できるのは塗装だけじゃないでしょうか。

外壁のような板張りも部分補修が可能ですが、内部で板張りはあまり聞きません。

今回、塗装屋さんに補修に入ってもらいました。

※理由は以前、私が色は同じものの、間違えて違うツヤを指示して(言い訳を言うと塗装屋さんもすっかり忘れていて)塗ったから、


どうも色が違うよね?

というモヤモヤがあったため。

もうね、ゴッドY氏に私は何ということをしたのでしょう。
神社に落書きレベルです。

ほんとすみません。

でも、そのおかげで(言い訳)確認できたんです!
1階の職人さんは手が届くということもあって、壁一面を塗っています。

注目は2階の職人さん。
吹き抜けに接しているので、壁一面を塗るのは不可能
手の届く範囲しか塗ることができません。

これが例えばビニールクロスであれば張り分けた線が浮かび上がるはずです。もともとのビニールクロスは紫外線で焼けてたり、ロットが違うので、たとえ同じ品番だっとしても色が違うはずです。

塗り壁も同じ。その時の左官屋さんのコテのリズムは同じ人でも再現できません。部分補修をすると必ず違う仕上がりになります。

板張りに関しては、少なくとも板一枚の交換が必要です。手が届くところの傷や汚れだったとしても手の届かないところの釘も抜いたりする必要が出てくるので、場合によってはかなり大掛かりになります。

それでは塗装壁はというと
ほぼ見分けつかず。

どこを補修したのか分かりません。
10年前と同じ表情が蘇りました。

加えて、大きな吹き抜けの壁は10年間きれいな表情を保っています。
吹き抜けに面する壁の弱点って壁に沿って眺められることなんです。
理由は全面に光が当たって凸凹が目立ちやすいから。
この吹き抜けの壁がきれいなのはきちんと構造計算された建物であることの証。
揺れにくい建物だからヒビ一つ入らずに10年経ちました。

今回は単純に私のミスが原因ですが、壁にものをぶつけやすいところなどは塗装がはがれていたり、よく触るところは色が変わっているところもあると思います。場合によっては子供が落書きします。

しかし、このおかげで

「直さないもよし」

「直すもよし」

ネイティブディメンションズのテーマの一つでもある「普遍的であること」が10年経過して証明されました。
もちろん直すにしても部分補修なので費用はさほど掛かりません。

これが長持ちの秘訣。
進化していく新しいミニストックをしり目に、

ミニストックであることを証明しながら先頭を走り続けるミニストック-01

進化したとしても芯は変わる必要がない。
これがミニストックです



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