仮住いのマンションには、14帖用のエアコン(COP3.2)が1台ついていて、これ1台で21.36坪を全館冷暖房しています。
(建築中の自宅が仮住いより小さいことは一旦置いといてください)
まぁ、そこそこあったかいです。
端と端で温度差は3℃くらいはありますが、最低でもヨーロッパの指針をクリアしているので、まぁまぁ快適に過ごしています。(実はマンションってそこそこ優秀なんです。住戸に囲まれているとみんなで補完しあっているような状態になります=冬のニホンザルのような光景=マンションの角部屋と最上階は寒い)
寒いと早く自宅完成しないかなって思っちゃいますね。
寒いとあったかくて冷暖房費が安い家に住みたいって思っちゃいますよね。
国も推進中ですし、今後あったかい家は増えていくことでしょう。
しかし、その腰を折るヤツがいます。
国交省が昨年の10月末に公表した資料です。
断熱性の高い住宅は耐震強化してね
再来年から全棟義務化しちゃうよっていう内容。
その内容を周知拡散しようということで、住学構造部の特別編が開催されたので参加してきました。
その内容とは、断熱強化すると建物重量が増えるのでより耐震性能を高める必要があります。
そのため耐力壁の割り増しが再来年から義務付けられる予定なんですが、
「そんな甘っちょろくないぜ」っていうことがウッドハブの實成さんからのお話でした。
まずその耐震の割り増しは、現行基準から1.87倍必要になります。
そのくらいであれば壁倍率を上げるなり何とかなるんですけど、でもそこから耐震等級2とか3を目指そうとすると
耐震等級2で現行基準の2.28倍
耐震等級3で現行基準の2.74倍になっちゃいます。
うーん、ギリ我慢しましょう。
問題は次。
柱のサイズについて。
柱の細長比っていう規定がありまして、柱の全長の1/30,1/28にしなさいっていうルールがあるんですけど、
それを2階は1/22,1階は1/20にしなさいっていうんです。
つまり、3m(3000mm)の柱を使う場合は、
3000÷20=150mm
15cm真四角の柱使ってねって。
そんな柱売ってないから。
どこの豪族が建てんねんっていう話
2年後、誰も家を建てられなくなっちゃう法律ができちゃいます。
しかし、そんな腰を折られた方に朗報です。
ちゃんと構造計算した建物に関しては、このルールなしにしてあげるって。
なにそのツンデレ。
要はこれからの新築について国は、断熱性能も上げるし耐震性もある家しか建てちゃいけないってっていうメッセージを出したんです。
ようやくっていう印象ですけどね。
安全性能とか快適性能って常に自動車業界が先を行ってるんです。
今回の寒波も雪国は対策を打って、大きな渋滞は発生しませんでした。
雪国対策は自動車業界が先。
やっと住宅の雪国対策が始まりますが、
ズバリ!
ネイティブディメンションズにとって、何ら不都合はありません。
今まで通りです。
どうぞご安心を。
おまけ
住学発起人でもあり、新潟の断熱性能と耐震性能をリードするサトウ工務店さんがYOUTUBEチャンネルを解説しました。
高評価、チャンネル登録よろしくお願いします。
やっぱ、時代はYOUTUBEかぁ。
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