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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-06(soho)】下地準備-グランドピアノがある小さい家-

2017-07-30 18:19:24 | ministock-06(soho)
部屋で一人で仕事してたら、長女が入ってきて話し相手になってくれました。
長女は話しながら、何やら手を動かしていたんですが部屋を出て行ったあと、テーブルを覗いたらこんなものが置いてありました。

とりあえず仕事を辞めて、家族とおしゃべりすることにしました。




さて、現場は週明けからの鉄筋工事に向けて準備をしていました。


地盤改良後、
砕石を転圧して、
防湿フィルムを敷いて、
土間下断熱材を敷いて、


捨てコンクリート打設して、
外周部の型枠を組み立てていました。

それと同時に建物の配置が本当に間違いないか。
工務店さんが確認して、
基礎屋さんが確認して、
私が確認して、
3回確認して基礎工事の準備が始まりました。

昨日の話に似ていますが、基礎工事と言ってもそれまでに沢山の準備をします。
建物が傾かないため、
地盤からの湿気を上げないため、
地下水に床下の熱を奪われにくくするため、
鉄筋や型枠を正確に組みやすくするため。

建物が建ってしまえば見えなくなってしまうところですが、そこをいかに丁寧に仕事をするかで出来上がりの良さが違ってきます。
っていうよりも、建物は見えない部分の方が多いです。

図面と併せて、現場写真を残すことで、将来のメンテナンスやリフォームの準備を簡単にします。
変な話、図面や写真があれば、私じゃなくても誰でもリフォームできます。
10年後でも50年後でもご自由にどうぞです。

つまり建物の性能だけで、建物の寿命が決まるわけではありません。

何が残してあるかで、建物の需要を伸ばすこともできます。





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