本日、住宅省エネルギーの「設計」に関する講習の講師になるための研修に行ってきました。(一応、試験付き)
先日、「施工」に関する講習の講師の資格を取得してきましたが、今回は「設計」です。
2020年の省エネルギー基準全棟義務化に向けた国の施策の一環で、今月から全国各地で講習会が開催されます。
日本の大工さんで断熱材を入れた事がない人はほとんどいないことでしょう。
しかし、断熱材を隙間なく、気密や防湿、防風、通気に気を付けながら施工している大工さんはまだまだ少ないです。
設計図に断熱材を指示しない建築士はほとんどいないでしょう。
しかし、熱損失係数を計算し、設備設計をし、一次エネルギー消費量を試算する建築士はまだまだ少ないです。
1年間で交通事故で亡くなる方は6000人弱。
一方、家の中でヒートショックと呼ばれる家の中での温度差が原因で亡くなられる方は、1年間で14000人。(けがやお風呂でおぼれる人は含まずにですよ)
実は、道路に出るよりも、家の中にいる方が危険な日本。
だめでしょ、こんなの。
自動車業界は、シートベルトやエアバッグ、車体の剛性を上げたり、ブレーキサポートシステムなど死亡率を減らす開発を常に行ってきました。
住宅業界は何をしてきたのか。
こじゃれた家は増えましたが、安全性はほとんど上がっていません。(省エネ基準適合住宅の普及率は何年も変わっていません)
これが日本の家の今。
いつ、変わるの?
・・・
いや、言いませんけどね。
とにかく普及に頑張ります。
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