飽きる予感なしの景色。
天気や時間によってコロコロ変わる表情がたまりません。
そんな移り気の景色が好きな私が選んだガチガチの土地。
20年前に選んだこの土地が実際にどうなのか確かめてみました。
解体工事が終わっての1週間後に地盤調査を行いました。
基本解体直後って土を掘り返したばっかりなので、地盤が柔らかくて当たり前。
しかも、樹木類も根っこから全部取ってもらったので相当ふかふかしてるはず。
それを知っててのひっくるめての強気調査。
しばらく地盤調査を眺めていましたが、最初の50cmくらいは自沈していましたが、その後はゆっくりとロッドが沈んでいくので、そこそこの手ごたえを持ちつつ正式な報告書が来るのを待ちました。
ちと長めで5分ほどの動画です。ずっと同じ画が流れ続けますが、ロッドが何も回転なしにストンと落ちるところが柔らかい部分。ロッドが回転しながらゆっくり落ちるところが固い地盤です。
そして、昨日地盤調査報告書が届きました。
調査個所は全部で10か所
住宅部分の四隅と真ん中。
タバコ屋の四隅と真ん中。
地盤調査会社さんが何か匂いを感じ取ったらしくプラス2か所。
これを解析します。
何を調べるかと言うと地盤の平均的な強さと建物が傾くかどうか。
ある意味建物って均一に沈む分には問題ありません。
傾くから問題。
まずは住宅部分
地盤の強さは100KN/㎡でした。
私が構造計算で使った地盤の強さは30KN/㎡
つまり計算よりも実際には3倍の強さがあったということになります。
そして傾きもないので、地盤改良はまったく不要。
タバコ屋の方はというと
元々浄化槽が埋まっていた場所なので、これは無理だろうと思っていましたが、なんとかこらえてくれました。
30KN/㎡よりも全然硬いじゃんと思うかもしれませんが、設計には安全率を含まなくてはいけないので、これでギリギリかなと考察しました。
ともあれ地震が来たら液状化するのが当たり前の旧新潟市エリアにおいて、地盤改良なしで建物を建てられるのは、20年前の私に感謝するしかありせん。
ありがとうジョン。
(犬か!)
ピンクや赤い場所は、過去に液状化した実績のある場所。
旧新潟市はほとんどが赤かピンク。
(この地図を見て面白いのが、笹出線や紫鳥線など歴史ある道路は液状化の履歴がないこと。つまり昔の人は知ってたんです)
これで地盤改良費の数十万円が浮きました。
ハザードマップから土地探しをするのもお勧めです。
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