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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-05(lab)】半年点検-快適な小さい家-

2018-05-29 20:44:45 | ministock-05(lab)
今日は、ミニストック-05の半年点検に伺ってました。

皆さん、素敵な暮らしをしていて、うれしくなっちゃいます。

久々に見たテーブルとベンチの親子も相変わらず可愛らしかったです。

点検の方は、壁や天井に木材の乾燥収縮によるヒビや目違いが数か所とドアノブのガタ付き、引戸の調整などがありました。
いずれも半年点検ではあるあるの症状です。

先日のミニストック-03の2年点検の時もそうでしたが、建物の短期的な動きでひび割れた場所がなかったのが何より。
短期的な動きとは地震や風。
この半年で体に感じるほどの地震はなかった気がしますが、風の強い日は何回かありました。

耐震、耐風性のない建物はこの時、壁や天井がひび割れます。(結構、簡単に)
設計と施工の出来を確認する上でも点検は大切ですね。

短期的と書きましたが長期的な動きとは、建物はお引渡し後1年間から2年ほどを掛けてゆっくりと落ち着きます。
工事中の水分が抜けたり、その土地や生活に慣れてきたり。

その経過を見守るのも重要です。当然、手直しするのも重要。

そう言った意味で、まず半年点検は大きな問題もなく終えることができました。

但し、1点だけ魔改造してきました。


ミニストック-05の中でも5本の指に入るベストアングルの先で大工さんが作業中。
北側にある松林に面したウッドデッキという厳し目の環境です。

冬期、ウッドデッキ下のエアコン室外機に水が回り凍ってしまったので、その対策と、もう一つついでに今後ウッドデッキのメンテナンスがしやすいようにその場で思いついた細工を大工さんに対応してもらいました。

予定になかった作業なので、一旦会社に戻り道具を持ってきてもらう羽目になりましたが、気持ちよく対応してもらいました。
ホントその場の思い付きだったんですが、人に恵まれているおかげで、今後この先のメンテナンスがすごく簡単になったと思います。

目新しいものを探すのは大切です。
それが、自分が設計した建物から新しい発見があると、より熟成感がありますね。




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