お打合せを重ねて、図面が増えて、工事費が決まって、徐々に出来上がっていく工事過程を見ればこれからの生活に大きな期待が膨らむものと思います。
そして、そこでの一喜一憂が思い出となって、愛着が湧いてくることでしょう。
その時の愛着度として名前があるとより一層愛着が増すと思いませんか。
そもそも今回の建物はミニストックという名前が付いています。
「この家はさぁ、」
「この家でさぁ、」
というよりは、
「ミニストックってさぁ、」
「ミニストックにはさぁ、」
の方がより親近感が増しますね。
そして、ミニストックには他にも名前のある場所があります。
それは、住めば毎日見て触る壁(天井も)。
現わしにする柱や梁が汚れないように丁寧に養生をして、
下地の継ぎ目を入念にパテ埋めしていきます。
そしたら塗ります。
AEP塗装仕上げです。
マットな質感なので目のちらつきがなく、数千色の中から色をお選びいただけるので、迷いはしますがお気に入りの色が見つかるはず。
ちなみにネイティブディメンションズでは、ベージュをお勧めしています。
設計段階でのご提案時では大抵、「こんなに濃い色塗るんですか」と言われますが、サンプルと実際に塗る壁や天井では面積が違うので、実際は少し明るく見えます。
まあ、それを想定してさらに濃い色を提案しているんですが、ベージュはとても部屋全体を落ち着かせてくれます。
和室の塗り壁は土色(砂色)が多いですね。日本人はもともとベージュ系の室内に慣れています。なんとなく洋室は「白」という先入観がありますが、本来はベージュ系の室内が日本人にとっての「元々」です。
そんな少しほっこりした空間を目指していますが、実はそこそこ尖がっています。
そもそも壁の色を「ベージュ」ですなんて紹介も味気ないです。
今回の壁の色は、
「ブラッドストリートベージュ」
ちょっとおしゃれな響き。
ブラッドストリートなんて行ったこともないし、どこにあるのすら分かりませんが、とにかくミニストックの壁はブラッドストリートです。
今回は、アクセントカラーを部分的にお選びいただきました。
それぞれに名前が付いています。
名前で呼び合える家との関係。
もう家含めて家族になった気分です。
いい事、嫌な事様々起こると思いますが、全部いい思い出になるような住まいを目指しています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます