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珍しく直接的なタイトルです。
誰得ブログを公言しているので、いつもタイトルではなんの話かさっぱり分からないのに、今日は何の話かはっきりと分かる。
内容としては昨日の答え合わせといいますか、
お湯が冷めない理由の一つに床下の温度がありましたが、
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なんで27℃にする必要あんねんって思った方いると思います。
そもそもなんでネイティブディメンションズが床下エアコンを採用しているのか。
それは、床下エアコンは
省エネのためではなく、
快適性を上げるために採用しているから。
床下エアコンは省エネではありません。
理由は床下の温度を27℃まであげちゃうから。
そこまで上げなければもっと省エネになるはずじゃないですか。
暖房の種類は
対流と
輻射と
伝導があって、
暖房=室温を上げることってイメージするじゃないですか。
それは対流によるもの。
つまり一般的な暖房は対流(空気を暖める)の事を言います。
雪は融けちゃったけど、外気温は3.5℃(うーん、あんまり寒いってわけではない)
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我が家の温度計は25.2℃を示しています。(空気の温度)
(日中晴れていたので今日はいつもより暑いです)
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暖炉に近づいて暖かいなぁって思うのは輻射。
こたつに入って暖かいなぁって思うのも輻射。
全館暖房して、壁や天井がひんやりしていないのも輻射。
我が家の天井の温度は
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23.8℃
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詳しく伝えると、対流暖房によって暖められ空気が壁や天井を暖めることによって、壁や天井からも熱を発するようになるのが輻射。
断熱性能が低い家は、外気温によって壁が冷やされているので、壁から冷んやりした熱を感じます。
外壁に面する壁は
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23.3℃
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間仕切壁は
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24.5℃
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「室内の表面温度」も、「空気」も、どちらも似たような温度なので寒くないっていう原理なんですけど、
人間の体温って36℃あるじゃないですか。
その人間の体は常に床に触れています。
モノを触って熱が伝わるのが伝導。
雪を触って冷たいとか、
お風呂に入って温かいとか、
自分の体温と比べて低ければ冷たい、高ければ熱い。
近ければ温かく感じます。
リビングの床は
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25.5℃
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さっきまで立っていた足形は28℃あるみたいですね。(体温が奪われた証拠)
つまり、人間が常に直接触れている場所=床の温度が高いほど温かく感じます。
床だけは他と大体同じじゃ温かく感じません。
足裏から熱を奪われないようにして、空気や壁が暖かいから
「あ、暖かい」
ってなるんです。
足元が冷えると台無しになります。
その為の床下エアコンなんです。
省エネが目的で床下エアコンを採用してはいけません。
快適性を上げるためと思ってください。
え、それだけ?
と思われた方へ
じゃぁ、
その床下が収納になっていたらどうでしょう
シロアリ被害があいにくかったらどうでしょう
床上浸水しにくかったらどうでしょう
配管のメンテナンスがしやすかったらどうでしょう
これだけの付加価値があれば床下エアコン採用したくなりませんか。
なお、エアコンの設定温度は23℃です。
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これが断熱性能の実力。
と、小さい家の実力。
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