一昨年に施行された長期優良住宅制度。
耐震性や断熱性、メンテナンス性に特徴を持たせる住宅で、資産価値のある住宅として積極的にPRしていますが、全国の認定物件の着工率は20%以下であり、とても普及していると言えません。
税制や借入返済にとても有利なメリットがあるのになぜでしょう。
今日は原因を考えたり資産価値としての解説や難しい税金の話はしません。難しい説明をするとアレルギーが出る場合もあるので。
生々しい話をします。
家を建てる際に一番気になるのが返済についてだと思いますが、長期優良住宅で新築した場合、返済についてどの様なメリットがあるのでしょうか。
下の表はフラット35とフラット35S(20年)の返済シミュレーションをまとめたものです。(クリックすると拡大します)
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.フラット35で2000万円借り入れた場合、35年で総支払額は3,093万円にもなります。つまり利息で約1,100万円支払うと言う事。
これを聞いてふらっとした方、これがフラット35の語源ではありません。
ま、いいか。
ところが、長期優良住宅の場合フラット35S(20年)が利用でき、同じ2000万円を借り入れても総支払額は2,839万円で済みます。これでも利息で約840万円も払っているので、溜息が出そうですが、フラット35との差額は約254万円にもなります。
月々の返済も4,000円~10,000円も違います。
性能のいい家に住んでるにも関わらず、月々の返済が安く済むなんて夢の様な話じゃないですか。
「いや、そうは言っても性能をよくするには初期投資が掛かるじゃないですか」
という場合、こんな考え方はいかがでしょうか。
フラット35の総支払額が3,093万円でしたが、フラット35S(20年)の総支払額が3,093万の場合はどの程度借り入れできるのでしょうか。
上の表にある通り2,180万円が一番近い金額になります。
銀行に同じ額払うなら、利息の為じゃなくて我が家の性能の為に払った方がよくないですか?
180万円も多く借り入れできるので、つまり30坪の家であれば180万円を30坪で割ると¥6万/坪。
フラット35より坪単価プラス6万円の家が建てられるんです。
それだけでなく22年度であれば更に100万円の補助金を受けられました。
そしたら、フラット35より坪単価プラス9.3万円ですよ。
ありえない金額です。
どうかしてるとしか思えません。
但し、それを2割弱の人しか利用していない方がもっとどうかしてると思いますが。
長期優良住宅で建てたくなりました?
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技術的な事は知っているのですが、返済金にそんなに差が出るなんて知らなかったです。
因みに、
教壇に立たれるとお聞きして・・・
「すごい、すばらしい、さすが」です。
私も聴講生になりたいです。
それと突然の書き込みで大泉慶太・・・何者ですか(笑)。相変わらずの登場ですね。
いやぁ、利息にはホントびっくりです。
長期優良住宅にもある意味びっくりさせられました。まるで、定価とは一体何なんかと考えさせられる家電品[E:tv]の様です。
ところで大泉慶太氏ですが、私が知っている大泉氏は尊敬できる先輩ですが、「元気ですかー」と言ってくるあたり、私の尊敬する大泉氏を装ったアントニオ猪木氏かもしれません。
気を付けます[E:catface]