ブラジルW杯中なので、旬なタイトルにしてみました。
ここ1-2年の間に続いた建築士免許の偽造事件など、建築に関する不祥事を受けて建築士法の改正が決まりました。
改正されたきっかけは恥ずかしいものですが、これにより建築士の責任や立場がはっきりすることになります。
改正の多くは大規模な建築物に該当するものですが、小規模な建物が該当する部分ももちろんあります。
例えば免許証の提示。建築主から提示を求められれば、免許証を提示しなければいけません。
特に住宅なんて誰でも設計できるような雰囲気が充満していますからね。ちょこっとおしゃれなプランがかければそれで出来上がりみたいな。構造や省エネに関する検討も含めて設計です。
それの整理ができそうです。
もう一つが、設計業務に関する損害賠償保険の契約締結の努力義務化。
努力って文字が邪魔ですけどね。
施工者が瑕疵保険に入らなければいけないのは数年前の法改正で決まりました。
既に住宅を建てられた方は、契約時等に瑕疵保険の説明を受けて、安心してくださいと言われたと思います。
ところがこれだけじゃ安心はできません。
この瑕疵保険は施工に不具合があった場合のみ。
この不具合の原因が設計ミスによるものの場合、保険は下りないかもしれません。
つまり、どんない腕の良い大工さんに工事をお願いしても、設計がダメだった場合、万一のことがあっても保険は下りないという事。
だから、設計ミス用の保険に入りましょうという法律ができました。
ネイティブディメンションズは開設当初から、設計業務に関する保険に加入しております。
もちろん、保険を使うつもりはありませんが、それほど設計の責任は重要だという事を認識して業務を行っています。
設計って責任重大なんですよ。
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