無垢材や木質製品を採用する際、汚れや傷を気にして塗装を希望される方がいらっしゃいます。一番の代表例はフローリング。
水がかかりやすい場所は対策が必要な場合もありますが、極力無塗装をお勧めしています。
手触りや見た目は断然無塗装がいいですし、その汚れや傷をその建物と過ごした思い出にしてもらいたいからです。
塗装をする・しないのお打合せの時に「和室の柱や障子も塗装したいですか」と聞くと、「いや、それは別」と返事が返ってくることがほとんどです。
新建材やメイドインジャパンの品質に慣れた私たちは傷や汚れを保護することに慣れたというか、しなければいけないと先入観が強くなりすぎているのではと思っています。
ミニストックは現在仕上げ工事真っただ中。
住宅設備機器以外はほとんど既製品を使っていません。
ミニストックのドアはシナベニヤを加工して作っています。
優しい木目が特徴で、かつ汎用性も高く、普遍的な材料なので積極的に採用しています。
また、手触りがいいので無塗装のまま使っています。(一部塗装をしますが、秘密兵器を使います。このお話はあとで)
悪く言えば特徴のない材料とも言えますが、そこはネイティブディメンションズらしさを加えることで、特別なドアに仕上げます。
例えばデザインガラスをはめ込んだり、細部の作りにシャープさを出してスッキリとさせます。
ドアの取っ手も質感を上げる大切なアイテム。
これらを組み合わせることで、普遍的でありながらオリジナリティに溢れているので、部屋に馴染んでいながらも、主張しすぎない程度でアクセントとして効いてくれています。
障子の雰囲気もいいですね。
見た目と手触りが優しいミニストックです。
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