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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-08(modern)】パッパッパ。-現代版最小限住居

2018-04-11 15:28:29 | ministock-08(modern)
先週の水曜日の日も暮れそうな夕方頃から地面を掘り始めました。

小さくておっきい23坪のお住まいスタートです。

で、次の日には砕石と防湿シートと土間下の断熱材が敷き終りました。

建物の荷重は杭に載せるため、断熱材をくり抜いて敷き込みます。

但し、防湿シートは杭を覆うように施工する。

上下が逆さまになるような、ちょっと面倒で手間のかかる仕事ですが、もう一生手の付けられない場所ほど丁寧に施工してもらいましょう。
見えなくなるから、ま、いっか、では表面もその仕事ぶりが出てくるはず。

で、金曜日には捨コンを打設して養生に入ります。

ここで、我が家はキャンプに行ってくるわけです。

あの過酷なキャンプへ。

とは言っても、この雰囲気どうですか。

テント内のランタンの明かりがちょっと透けて、影が映って。

・・・野原のど真ん中で。

家族で過ごすこの時間がとても貴重です。

そのキャンプの帰り道に、現場に立ち寄り捨コンの状況を確認。


・・・

プールになってました・・・。

ある意味、防湿シートや捨コンがしっかりと施工されていることを示しているのでしょう。
水が下に落ちないという事は、下からの湿気も今後上がってこないなという確認。

そして、週が明けて、基礎外周部の型枠を建てて、火曜日一日で鉄筋を組み上げました。


はやっ!

おそらく県内で一番、1m基礎とべた基礎の一体打ちをこなしている基礎屋さんだと思います。
こなれている感が半端ない。

プラス

とにかく小さい、かつ、単純。


という訳で、今日朝一番で配筋の検査を行いました。

基礎の高さ、スパン、鉄筋の本数、間隔、太さ、定着と継手の長さ、補強筋の入れ方、長さ、太さなどすべてをチェックして、指摘事項はありませんでした。

この後、設備屋さん、ガス屋さん、電気屋さんにスリーブを入れてもらうので、そのチェックも後日行います。
どちらかというとそっちが大事。

1週間経たずにここまでできちゃう。




ネイティブディメンションズの設計の特徴は、施工のウエイトで言うと、耐震性や光熱費に関わる部分は、極力単純にします。
そのかわり、使い勝手に関わる部分はやや複雑気味。

つまり、建設費の内訳でいうと、性能などの目に見えない部分は、高性能でありながらも単純にすることでコストダウンを図り、その分、使い勝手に予算が多く回るように心がけています。

見た目は使い勝手を突き詰めるとついてくるものと捉えていますが、もちろん見た目だけの為の予算にも回しやすくなります。










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