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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】一年点検

2020-06-28 15:20:05 | 坂の上の狭小住宅
今日は、坂の上の狭小住宅 Aさんのお宅にお邪魔してきました。

半年点検で伺った時は葉が落ちていましたが、アオダモがほどよくアクセントになっていて、

何より地面のヒメイワダレソウが元気にもさもさしていて、建物が緑で覆いつくされていました。


点検の方は、内部外部共に大きな不具合どころか、小さな不具合もなくとてもきれいで、無事点検を終えることができました。



そして、Aさんから掲載許可をいただきましたので、あれについて、改めてご紹介したいと思います。

ネイティブディメンションズでは、私がずぼらな性格だからなのか、ウォークインクロゼットと物干し場所を一つにまとめた提案をよくします。

その実践風景がこちら。

お打ち合わせの時に、Aさんから、「たたむ収納」を減らして「かける収納」を増やすというご要望をいただいたからなのですが、
洗い終わったばかりの衣類は、エアコンの風が直撃する場所に干します。
問答無用に乾きます。

乾いた衣類は壁際へ。

家族みんな同じクロゼットなので、あちこちに片付けまわる必要もありません。

しかも、普通は隠すように設計するのが物干しとクロゼットのセオリーですが、2階からだと超丸見え。


なんでこんな事しちゃったかというと、私は特別な事をしたわけではありません。
特別なのは日本語の方。
日本語って表現があいまいで色んな表現がありすぎるんです。

隠したいんじゃなくて、人目に付かなければいいんです。

だから、1階からはこのスペースが見えません。

気密断熱性を高めることで、干す場所と片付ける場所を一緒にできちゃいますし、
耐震性を高めることで、広い大空間を作ることができます。

性能は意匠や機能をより良くしてくれるんです。



Aさん、ご協力ありがとうございました!
たまにはブログに生活感のある写真もあった方がいいですよという事で撮影許可をいただきました。

なんつー心の広さでしょう。
家は小さいのに。

あ、提案したの僕でした。

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