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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【ministock-03(modern)】遊歩道-現代版最小限住居-

2016-04-16 16:38:46 | ministock-03(modern)
完成見学会まで残り1週間にしてようやく足場が外れました!
つまりソーラーパネルも無事設置が終わったという事です。

外観はミニストック-01でも採用されているガルバリウム鋼鈑の立ハゼ張りです。
少しマイルドな色味をお選びいただきました。
優しい感じでパインの玄関ドアとの相性がいいですね。
その割にトリプルLow-Eガラスがぎらぎらしていますが、これは性能のいい証拠。
どやっ!て事です。

内部では器具付に追われている所なので、今日は外回りについて。

今回の敷地はなんとも羨ましいことに敷地の裏側に遊歩道があります。

遊歩道がある造成地の最大のメリットは道路に電柱がない事!!!
遊歩道に電柱建てればいいんですもんね。
素晴らしいの一言。

これに尽きます。
尽き過ぎます!!!(こんな日本語あったっけ?)

こんなスッキリした街並み、超羨ましいぃ。
一戸の建物が格好いいとかじゃなくて、住環境の質が高いっていう。

ところで、狭小住宅のミニストックですが、街並みになんの違和感もなく、きっちり納まっています。
明らかに小さいのがミニストックなのでは?

ミニストック-03が他のミニストックよりも大きいって言ったって23坪ですよ。
それが堂々と他の建物と張り合っています。

その理由の話です。


遊歩道がある造成地って言ったらこんな感じ。
青字の様に電柱を遊歩道に建ててしまえば、前面道路の街並みは非常にスッキリします。
そして、北側の敷地であっても、日射が得られやすい事。
もう一つが、子供たちの安全な遊び場になりやすい事。
ミニストック-03も北向きの敷地ですが、遊歩道のおかげでとても明るい空間になっています。

じゃぁ、この遊歩道がある街並みにはどんな家が建つんでしょう。

・・・

特別変化はないですね。
北向きの敷地は南側にリビングを設けますし、南向きの敷地は北側に水回りが設けられています。

し・か・し、

日射が得られやすい事で南にリビングを設けた北向きの敷地の家ですが、その目の前は遊歩道。
いつ誰が目の前をひょこっと歩くか分かりません。

南向きの家では遊歩道側に脱衣所や物干し場があります。
いつ誰が目の前をひょこっと歩くか分かりません。

なんかプライバシーが・・・ってな事になりかねません。

そこでミニストックの登場です。

前面道路から見るとごく普通の家に見えましたが、実は遊歩道側から見ると明らかに他の建物よりも道路から離れています。

プライバシー?

超余裕です。


歩いている人と目が合わなそうな窓の高さもそうですが、
これからウッドデッキを作るために職人さん(女性!!!)が一生懸命土を掘っています。
ウッドデッキが出来上がると、超余裕な感じが分かると思います。

これがミニストックです。
建物だけじゃない、敷地だけじゃない、街並みの中で生活の質を高めます。







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