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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

「思い込みの先の理想」と「現実の先の理想」

2019-05-08 19:57:14 | ministock-狭小住宅・小さい家-
ー理想の家ってどんな家でしょうか。
 
住まいづくりを始めるにあたって、とりあえず「理想の家」を思い描きながら「どんな家にしようかな」と考え始める方がほとんどだと思います。
理想の家とは、格好いいとか、使いやすいとか、予算内に納まっているとか、要素はたくさん。
 
 
 
 
 
 
今日のタイトルは難しく言うと「パラダイムシフト」なんて言葉で表現されていることがあります。
 
ミニストックのきっかけになった考え方です。
当時の記事がこちら
 
昔の人なんて、地面が平らだと思ってたんですよ。
現代の人は、地球は丸いが当たり前と思ってます。
 
 
 
 
 
 
では、以下の質問に対して考えてみてください。
 
 
 
 
 
 
理想のリビングを想像してください。
 
 
 
ところで、家族が全員揃っている時間一人一人ばらばらでいる時間はどちらが長いでしょうか。
 
 
 
理想の個室を想像してください。
 
 
 
その個室は一人用ですか。複数で使いますか。
また、その部屋はくつろぐ用ですか、作業用ですか、寝るためですか、人を招き入れるためですか。
 
 
 
理想の寝室を想像してください。
 
 
 
一人で寝たいですか。二人で寝たいですか。みんなで寝たいですか。
 
 
 
理想の水回りを想像してください。
 
 
 
専業主ふ家庭ですか。共働き家庭ですか。
一人で家事をこなしたい(こなしてもらいたい)ですか。みんなで分担したいですか。
 
 
 
理想の住まい=理想の家族ですか。
 
 
 
ご家族は何人ですか。
ご夫婦住まいですか。
一人住まいですか。
もしくはいずれどれかになりますか。
 
 
 
 
 
 
私からはご家族の意見がバラバラになっていることを願うばかりですがいかがでしょうか。(バラバラじゃないと今日の記事が成り立たないので)
 
 
バラバラになっている前提でお話しますが、
理由は、思い込みで考えているか、現実を考えているかの違いがあるから。
 
下手すりゃ相談している設計士や営業マンもずれてます。
 
ここを理解してないと理想にはなかなか近づかないのではないでしょうか。
 
 
 
 
 
 
揃えましょうという話ではありません。
気が付きましょうというお話です。
気付いてもらいましょうというお話です。
 
で、不思議なのが「思い込み」なのか「現実なのか」の整理もないのに、なぜかスタートは
 
「じゃぁ、なんLDK」にしようかって「方法」から話し始めちゃうこと。
 
 
 
 
 
 
設計士の仕事は、空間や機能を得意げに押し売りする仕事でなければ、得体のしれない理想をカタチにする仕事でもありません。
カウンセリングあってのご提案。
コラボレーションです。
 
 
ネイティブディメンションズでは、寄り添いながら気が付いたり、見つけることを大切にしています。
 
 
 

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