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新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

【坂の上の狭小住宅】1÷1=2、1÷2=3、1÷3=4

2019-05-09 20:32:10 | 坂の上の狭小住宅
GWが明けて、いよいよ電気屋さん、設備屋さんが器具を取り付けに乗り込んできました。
完成に向けてスパートです。

そんな密集する現場で邪魔者扱いされて、カウンターの角にでも頭ぶつけて、どーにかなっちゃったような今日のタイトルですが、

私は至って正常、平常運転です。

12坪の2階です。

隅から隅まで見渡せる間取り。
これから建具も入りますが、この景色はほとんど変わりません。
建具が入っても、ほぼこの景色。

2階の窓は5か所だけですが、暗い印象もありません。
つーか、明るすぎ。

その2階のうち、4割の面積を占めるとある一部屋。
そこに造り付けられた全長6m40cmのカウンター

端から端まで一直線。
そこにロフト階段を兼ねた収納やカウンター脇から使う収納が設けられています。

一部屋で使うことを想定しているので、カウンターが一つながり。
しかも、この部屋の上にはロフトもあります。


だから、一部屋として使ってもすでに2つのスペースを持っています。

当面は3人の子供たちが使う予定です。
一番下のFちゃんは、最初からこの部屋使えるかな。
どーでしょ。

その場合、しばらく2部屋に仕切って使っても良さそうですね。
真ん中をフリーのオープンなホールとしてもいいし、
片方のスペースからアクセスして、閉じたホールとして使っても良さそうです。

Fちゃんがおっきくなったら3部屋にしよっかな。

でも3部屋として仕切るのはひと時かも。
一番上のR君が一人暮らしを始めるかも。

そしたらまた2部屋に仕切りますか。

最終的には1部屋に戻りつつ、たまに子供たちが帰省してきたらまた仕切ったり。

その間、上にあるロフトですが、何部屋に仕切ろうが3方向からアクセスできるので、どんな仕切り方しても誰でも使うことができます。
だから、何部屋に仕切ろうが常に部屋数プラス1

つまり、1÷1=2、1÷2=3、1÷3=4

そんな都合のいい話。

あるんです。

そんなコロコロ変わるライフスタイルにおいて、都度リフォームなんてしてられません。
襖を移動して、思い立った時に部屋を間仕切る。

だからこのスペースの室名は「部屋」

特定の使い方を決めてないから「部屋」
子供部屋であったり、なかったり。
みんなが使えるホールであったり、なかったり。
趣味室であったり、なかったり。
収納であったり、なかったり。
広くも使えるし、仕切っても機能はなくさない。
使い勝手は広くても狭くても同じ。

定義付けられないから、一番ボヤ~とした「部屋」って室名にしました。




っていうか、今回は緑祭りなのね。



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