疫病がはやり始める前から考えていたこと。決めていたこと。
タバコ屋になりたい。
2年前の記事で一度紹介していますが、その前から決めていたことです。
私は家族との時間を増やしたくて会社を辞めて独立しました。(って言うと、前職がいかにブラックだったかを言っているようなものですが、私自身は大人のつもりですので、ご想像にお任せします)
最初自宅以外の場所で仕事を始めましたが、3年目に自宅で仕事をすることにしました。
理由は、家族に「行ってらっしゃい」と「おかえり」が言いたかったから。
現在、この二言を言えるだけで私はすごく充実しています。
本当に自宅で仕事をできるようになって良かったと思います。
その思いが成長して、タバコ屋になりたいと思いました。
というのも、
仕事しながらも、近所の方ともコミュニケーションを取りたい。
これは過去の設計事例にも表れています。
敷地内に誰が使ってもいいベンチを作る提案。
正直、前代未聞だと思います。
敷地内を誰でも勝手に使っていい場所を作っちゃうって、
このご時世の建築士が言うことでしょうか。
それに賛成するオーナーさんもどうかと思うところですが、
プライバシーをガチガチに守るよりは、ある程度のコミュニティを作った方が、却って暮らしやすくなるかなと思っています。
理由は、私たちだけでは守れないから。
家も家族も。
町内会中の人に知ってもらうことで、みんなが私たちを守ってくれます。
これはお互いっていう意味で。
我が家だけでは目が届かないですもん。
町内会全体で目を届かせることでバランスよくなるんだって、実際に町内会の行事に積極的に参加したり、役員になったり、ハート君の散歩ですれ違う人とあいさつを交わしたりすることで分かったことです。
そして、敷地内目一杯に建物作ったら、家の中まで丸見えでプライバシーが完全になくなっちゃうのでガチガチに固めたくなっちゃうのでは?
その為には、住まいを小さくして、道路からの距離を取りつつ、敷地内にオープンな場所を作ることで、適度なプライバシーとコミュニティが成立するようになると思います。
それがタバコ屋のようなモロ道路に面した離れ。
今風に言うとテレワークスペースを独立させたと思ってください。
離れ脇の緑地スペースには、町内会の方がふらっと寄れるコミュニティスペースも作りたいです。
タバコ屋風の配置にしたのはまだまだ沢山の理由がありますので、ちょっとシリーズ化しますね。
今日はここまで。
イマドキの主流とは逆行した考えだと自覚していますが、ちょっと面白そうっていう発信ができたらと思っています。
憧れます!