native dimensions blog

新潟市の住宅設計事務所ネイティブディメンションズ=狭小住宅や小さい家、構造計算、高気密高断熱が好きな建築士のブログ

間仕切り方

2012-04-26 15:16:22 | こだわり設計

日本家屋の特徴の一つに、ふすまや障子があります。

仕切られているけど、開け放せば続き間になる。

複数ある部屋が、開け放せば一部屋になる。

古い民家において、この可変性が住み継がれてきた要素の一つでもあると言われています。

便利ですよね。

閉じたり、開け放しにできたり。

でも、それすらも面倒に感じる事ありませんか。

普段は開け放したままの方が便利だけど、いつ来るかよく分からない、年に何回くるか分からない時のために、建具を用意しておく。

実際に設計時の打ち合わせでは、「隠したい場所だから」と建具を強く要望されても、お引き渡し後に伺うといつも開け放されている場所もあったり・・・。

または、建具があるばっかりにそこに家具が置けないとか。

Img_2479

以前ご紹介した我が家のダイビング

TVの後ろは壁一面、北欧デザインのカーテンをフラットにしてぶら下げて、壁の一部として表現しています。

しかし、この裏は3m64cm幅の収納。

カーテンなので出入りはどこでも自由。

使いたいときにめくるだけ。

用事が終わったら勝手に閉じてくれます。

R0013494

いくつかの収納に分類されていますが、一つはなんとシュークローク。

TVの裏に靴を片付けています。

だから、我が家の玄関は超スッキリ。

(というのはうそ。玄関は自転車置き場)

その他には、子供のおもちゃが放り込んであったり、ランドセルや日常よく使うカバンが放り込んであります。

言葉通り、放り込んであるので、写真撮るの止めました。

けど、それくらい雑に片付けられる収納がダイビングに接しているので、ダイビングには余計なものが置いてありません。

部屋をきれいにするコツは、雑にしていい場所を隣接させること。

隅々まできれいにするなんて、まず無理。

そして、すぐに出し入れできる様に間仕切りもルーズにしておくこともアイディアの一つです。


コメントを投稿