今日は東京出張。定期的に開催している講座で話をしてきました。
明日は岐阜出張なので、超高速とんぼ帰りでしたが、帰りの新幹線からの景色がきれいだなぁと思ってしばらくは仕事の手を止め景色を眺めていました。
秋の空は高いって言いますが、それは空気が澄んでいるから。
なぜ澄んでいるかって言うと、夏の間に育った植物が、ほこりやチリを舞いにくくしているからだそうです。
なるほど。
そのおかげで景色がはっきりと見えますし、稲刈りの終わった田んぼがとても秋めいています。
ただし、なぜか雲の位置がとても低くて、それが面白いなと思って眺めていました。
さて、今日話してきた内容と言うのは、CASBEEについて。
CASBEEとは住宅の環境効率を表すツールです。
環境効率?
さっぱり伝わりませんよね。
要は質が高くて、かつ省エネな暮らしができているかを評価してくれるんですけど、正直あまり普及していません(と、思います)。
仕組み自体は、年に数回講習会が開かれていて、その講習を受けると受験資格がもらえて、試験に合格すれば評価員になれます。
まぁ、この評価員になるまでにそこそこのお金がかかるのと、評価したからって別に何があるわけでもないのがあまり普及していない原因かなと勝手に思っています。
例えば今だったら長期優良住宅やゼロエネの認定を取れば¥100万とか¥165万の補助金が貰えるわけですよ。
またとないチャンス感がありありですが、CASBEEについては特になし(正確にはちょっとありますけど)。
でも、このCASBEEはいろいろな事が読み取れる面白いツールでもあります。
評価方法そのもののお話は、本や講習会で知ることができるのでここでは触れませんが、今日私が話してきたのはその背景的な部分。
まずCASBEEはその評価項目が48もあります。CASBEEもAKBやNGTにならえで48。(うそ)
つまり、入力者は48の設問に答えないといけないわけですが、これがやっぱり大変。
ただ、48もあるのかぁっていう作業の大変さを嘆くんじゃなくて、なぜ48もあるかです。
国は中期的な目標として住生活基本計画を5年スパンくらいで発表しています。住宅は量から質への時代に移行していますが、その質について、国はこんな方向に向かおうとしていますよぉと私たちに伝えるのが住生活基本計画です。
その住生活基本計画の中身が大体CASBEEの評価項目に当てはまる的な感じになっています。
つまり、この48の評価項目が国の目指している方向なので、この評価項目を意識した設計を心がけておけば、その期間中に行われる補助事業なんかは対応しやすくなるんじゃないかと思います。
今だったら長期優良住宅やゼロエネ住宅になるわけですけど、これらもCASBEEの一部でしかないので、CASBEEを理解してれば難なくこなせちゃうかも。
なにが来たって、ばっちこーいって事です。
そして、さらに面白いのが、この48項目はどれも大事ですけど、優先順位があります。
その優先順位ですが、順位の決め方が斬新。
有識者や民間へのアンケートが参考になっています。
つまり、独りよがりの評価じゃなくて、その時の時代性が反映されているという事。
そのアンケートも定期的に行われて、改定作業が行われるので、その時々によって優先順位も変わったりするっていう生きた評価ツールになっています。
今はこれが目標だよ。でも、数年したら、目標はまたもう一段階上にいってるかもよ、みたいなところがあります。
ちょっと記事が長くなってきたので、今日は細かく伝えられませんが、国が目指しているところと、世間が感じているところ、設計者が目指しているところの比較ができるツールだと思うと、お客様にとっては、また別の使い方ができるかも知れませんね。
建物を依頼する会社選びの比較ツールとして、とか。
これね、知ると面白いんですよ。
明日は岐阜出張なので、超高速とんぼ帰りでしたが、帰りの新幹線からの景色がきれいだなぁと思ってしばらくは仕事の手を止め景色を眺めていました。
秋の空は高いって言いますが、それは空気が澄んでいるから。
なぜ澄んでいるかって言うと、夏の間に育った植物が、ほこりやチリを舞いにくくしているからだそうです。
なるほど。
そのおかげで景色がはっきりと見えますし、稲刈りの終わった田んぼがとても秋めいています。
ただし、なぜか雲の位置がとても低くて、それが面白いなと思って眺めていました。
さて、今日話してきた内容と言うのは、CASBEEについて。
CASBEEとは住宅の環境効率を表すツールです。
環境効率?
さっぱり伝わりませんよね。
要は質が高くて、かつ省エネな暮らしができているかを評価してくれるんですけど、正直あまり普及していません(と、思います)。
仕組み自体は、年に数回講習会が開かれていて、その講習を受けると受験資格がもらえて、試験に合格すれば評価員になれます。
まぁ、この評価員になるまでにそこそこのお金がかかるのと、評価したからって別に何があるわけでもないのがあまり普及していない原因かなと勝手に思っています。
例えば今だったら長期優良住宅やゼロエネの認定を取れば¥100万とか¥165万の補助金が貰えるわけですよ。
またとないチャンス感がありありですが、CASBEEについては特になし(正確にはちょっとありますけど)。
でも、このCASBEEはいろいろな事が読み取れる面白いツールでもあります。
評価方法そのもののお話は、本や講習会で知ることができるのでここでは触れませんが、今日私が話してきたのはその背景的な部分。
まずCASBEEはその評価項目が48もあります。CASBEEもAKBやNGTにならえで48。(うそ)
つまり、入力者は48の設問に答えないといけないわけですが、これがやっぱり大変。
ただ、48もあるのかぁっていう作業の大変さを嘆くんじゃなくて、なぜ48もあるかです。
国は中期的な目標として住生活基本計画を5年スパンくらいで発表しています。住宅は量から質への時代に移行していますが、その質について、国はこんな方向に向かおうとしていますよぉと私たちに伝えるのが住生活基本計画です。
その住生活基本計画の中身が大体CASBEEの評価項目に当てはまる的な感じになっています。
つまり、この48の評価項目が国の目指している方向なので、この評価項目を意識した設計を心がけておけば、その期間中に行われる補助事業なんかは対応しやすくなるんじゃないかと思います。
今だったら長期優良住宅やゼロエネ住宅になるわけですけど、これらもCASBEEの一部でしかないので、CASBEEを理解してれば難なくこなせちゃうかも。
なにが来たって、ばっちこーいって事です。
そして、さらに面白いのが、この48項目はどれも大事ですけど、優先順位があります。
その優先順位ですが、順位の決め方が斬新。
有識者や民間へのアンケートが参考になっています。
つまり、独りよがりの評価じゃなくて、その時の時代性が反映されているという事。
そのアンケートも定期的に行われて、改定作業が行われるので、その時々によって優先順位も変わったりするっていう生きた評価ツールになっています。
今はこれが目標だよ。でも、数年したら、目標はまたもう一段階上にいってるかもよ、みたいなところがあります。
ちょっと記事が長くなってきたので、今日は細かく伝えられませんが、国が目指しているところと、世間が感じているところ、設計者が目指しているところの比較ができるツールだと思うと、お客様にとっては、また別の使い方ができるかも知れませんね。
建物を依頼する会社選びの比較ツールとして、とか。
これね、知ると面白いんですよ。
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