四季・彩

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推論でしかない温室効果ガスによる地球温暖化

2020年07月23日 | 環境問題
最近の集中豪雨の原因について、専門外とは言え保守論客と言われる人達まで、いかにも温暖化が進んでいると言いたげな新聞記事を引用して説明していますが、いつもの「湿った空気が大量に流れ込んで」と言う常套句自体が半分間違っている事になぜ気付かないんだろう?

ちょっと考えてみて欲しいんですが、降雨現象と言うのは大気中の水蒸気が凝結して雨粒となって落ちてくる訳で、地球全体の温度が上がっていったら水蒸気の凝結量って増えるんですか?例えば夏の暑い時期に閉め切った部屋で湯を沸かして、窓に水滴がびっしり付いて水が大量に流れ落ちてくるって事、有ると思います?窓が結露して大量の水が流れ落ちるのは外気温が低い(窓ガラスが冷えている)場合であって、たっぷり水分を含んだ空気と、冷たい窓ガラスがぶつかる事で水蒸気の凝結が起こるんでしょ?湯を沸かすのが海上の湿った空気、冷たい窓ガラスが大陸から流れてくる空気だとすると、全体に温度が上がったら凝結する水分量は減ると思いませんか?

今、大陸の空気が冷えている理由、こう言う研究からも実証されています。

年輪中炭素 14 測定

太陽活動の影響を受けながら地球へ到達する銀河宇宙線が、地球大気との反応で生成する炭素14を利用して、過去の宇宙線強度や太陽活動を知ることがで...

 


内容を要約すると「銀河宇宙線の流入が増えると寒冷化する」と言う事ですが(寒冷化を直接結び付ける研究ではありません)、屋久杉の年輪に含まれる炭素14が多い状態が続くと、その後地球の温度が下がると。銀河宇宙線の流入が増える要因としては、近傍の恒星が超新星爆発を起こす、太陽活動が低下する、地磁気が低下する等があって、超新星爆発は急激な上昇が短期で済みますが、太陽活動や地磁気の低下は長期に渡って続くので、地球の温度が下がってしまうと。

温度低下のメカニズムをおさらいしておくと、銀河宇宙線の流入増加、大気中の塵に衝突して励起等が起きる、塵同士が引き合って雲の核が出来る、核に水蒸気がくっつく、雲が出来る、太陽光線を遮ると言うものです。(現象としては、大気中にヨウ化銀を撒いて雨を降らせる実験と同じ)

事実のみを踏まえた上で言うと、
・太陽活動や地磁気の変動によって、地球の温度は影響を受ける。
・二酸化炭素濃度の変動によって、地球の温度が影響を受けた記録は無い。
と言う事ですね。
今言われている「温室効果ガスによる地球温暖化」は、「結果としてこうなっているから推測される」と言う程度のものでしかなく、たまたま合致したものを利用しているだけ。

海外の科学系の番組で、スポンサーが温暖化対策支援企業や団体なのか、金星を引き合いに出してきて「こんな高温の金星では二酸化炭素が90%以上!二酸化炭素は少しでも有害!」みたいなトンデモ論を言わせている番組を見ましたが、そもそも金星は太陽に近くてハビタブルゾーン(連続生存可能領域)を外れているし、気圧は100気圧もあって密度が全然違って比較になんかならないものを、引き合いに出す時点で無理が有る。

そこまで言うのなら、0.01%の二酸化炭素の濃度上昇で今の地球の気温が上がったとして、二酸化炭素濃度が20%以上だった恐竜が生きていた時代の気温を計算してみろよ。それこそ金星じゃありませんが、生物が生存出来る様な気温じゃ無いでしょ。今は植物が増えすぎて二酸化炭素がもうほとんど残っていない状態ですが、太古のもっと二酸化炭素濃度が高かった時代、全球凍結したと言う現象が起こってますよね?それはどう説明するんですか?温暖化ガスがいっぱいあったら気温は下がらないんでしょ?

こんな推論だけで何の根拠も無いのに、増税されたり、その対策に国費を投じたりして負担を強いるのは間違ってますね。
それと、学校教育からの刷り込みって怖い。
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