navikuma のブログ 陽炎のようにゆらめく景色のなかを走行中です。

ユーラシア大陸の端っこからのたわごとです。

プロの技に...

2010年11月06日 | 日記
先日自ら実体験したことです。

早朝、宿泊先のホテルでチェックアウトを済まし次の目的地へ向かうために頼んだタクシーが着くのを待つほんのわずかの間に、二つもって行ったバッグのうち仕事道具と生活道具・書類一式を入れておいた手提げカバンを盗られてしまいました。*(涙)**(びっくり1)**(激怒)*

とられないようにと、左手前に置いておいた同行者(その時は不在)の手荷物は無事でしでしたが、置く場所がなかったため座っていたソファーの背もたれと頭にくっつけて置いていた私のバッグのほうが被害に遭いました。

相手は年の頃30代はじめの東地中海沿岸地域出身的風貌をもつ女性二人組みでした。

背の高いほうの女性が早朝でまだ人影まばらなそのホテルのロビーで私が座っていたソファーの前テーブルの向こう側を不可解な仕草で行ったり来たりして私の注意を引き付けているそのほんのわずかな合い間にもう一人の女性がまんまと私のバッグを盗って行ってしまったのです。

盗まれたことに気づいて直ぐホテルのフロントの人に連絡し、それからできる限りの処置を取ったのですが、盗まれたバッグは戻りませんでした。
セキュリティーマネジャー、ホテル支配人、フロントマネジャー、ホテルゲート担当マン、それからポリス二人にも来てもらって要所に設置しあるビデオカメラで撮った映像データを検証しました。
その二人組み女性が事件の直後ホテルのゲートから歩いて出て行く映像記録がありました。
ただし私のカバンは持っていませんでした。
おそらく共犯者は別にいて、たぶんその人は車に私のバッグを積んでこのホテルを出たのかもしれません。

こういうことが起きると、お決まりのわずらわしい諸手続きをとる羽目になりました。
当日予定していた午前の部はキャンセルし、午後の部はなんとか繕うことはできましたが。
この日は抜けるような秋晴れの天候に恵まれたので幾らかは落ち込んだ気持ちを支えることができました。
*(晴れ)**(クローバー)**(いっぷく)*

不幸中の幸いでパスポートとクレジットトカード・キャッシュカードは身につけていたため無事でした。
でも必須の道具である携帯電話は無くなってしまいましたのでまったくの無力でした。

二人組みの窃盗には7年前にも一度アムス空港で遭遇した事がありましたが、そのときはわずか数秒間の機転と反撃パワーそれから運で盗難は免れました。

こんなことがおきて、いろいろな考えや想いが去来し廻るのですが、彼らは因果な職業とはいえこの窃盗業に生活をかけている訳で、”プロの技”の冴え如何で食えるか食えないかになるわけです。
プロの目はカモに照準をあわせる際、その人の”隙”の有無を判断材料にするのでしょう。
窃盗チームとの勝敗は前回は辛くも1勝を得ましたが今回は完敗でした。私に”隙”があったのです。
*(最低)**(すっぱい)*
そして、この出来事には私への何らかのメッセージがこめられているはずです。

ですから、この数日とその先しばらくはそのメッセージの意味の理解を為すことと事後始末に追われる日々がつづきます。*(グー)**(ダッシュ)*