navikuma のブログ 陽炎のようにゆらめく景色のなかを走行中です。

ユーラシア大陸の端っこからのたわごとです。

山歩きとその他

2012年09月03日 | 日記
ほぼ1ヶ月ぶりの投稿になります。

どこで何をしていたかというと、泣かず飛ばずのここらしい天気の蘭国から抜け出て一路東へさらに東へと向かいまずはワルシャワへ。
ここでは、親戚付き合いをしているところで擬似親孝行と骨休みがてら約1週間弱滞在。
それから進路を真南へ取ってポーランドは南端の山岳地帯でかつ保養地であるザコパーナで山と渓谷歩き三昧。靴底が磨り減ってきたのが見えるほどよく歩きました。
約2週間弱の滞在。
そして3週間目の週末に入る金曜日にタトラ山間にある国境を越えてスロバキアを南下しつつやはり東に向かってとある廃城で一休み。
同日さらに南下してハンガリーへ入りブダペストの東がわを回ってさらに南下しケチェスケメッツという町へ。
翌日、Opusztaszerというハンガリー国立歴史民族文化博物公園を訪ね、同日午後一、こんどは一路北上しつつ西進するルートでブダペスト、オーストリアへ入ってウイーンをかすめ、さらに西進しつつパッサウでドイツへ入りその日の晩は激しい雷雨の中をアウトバーンを走ってレーゲンスブルグで投宿泊。
翌日は真北に位置するライプチヒへ向かって北進しさらにマグデブルグからはこんどはひたすら西進するルートでハノーバーへさらにオスナブルックそしてオランダへ入って一路我が家があるアムステルダム近郊へと。
途中やたらアウトバーンの補修工事区間が多いため交通渋滞があり予定より約2時間遅れましたが日曜日夜8時ドンピシャに帰宅。
夏時間ですからでもまだそれから1時間ぐらいは明るかったです。
今回はさいごの3日間で2440Kmをはしったので総走行距離は4183Km。
まとめるとポーランド、スロバキアそしてハンガリーにわたる親孝行と山歩きと旧跡訪問と民族文化施設訪問の旅でした。

表紙の写真は山歩きの1ショットで標高2110mの峠からその先を見下ろすように写したものです。

最終日の前日土曜日に訪ねたハンガリーのOpusztaszer国立歴史メモリアル公園ではハンガリー民族の由来を語る高さ15mで周囲120mにも及ぶパノラマ絵画館の出来と演出に圧倒されました。
ハンガリー建国の歴史としては西暦896年で1100年ほど前のFesaty渓谷における闘いでの東方からやってきた遊牧マジャール人民族リーダーアラパッドを中心に描かれていました。
円盤型といおうかパオ型館の真ん中に立ってこのパノラマ絵画に視覚的に境目が無く造詣された3Dジオラマそれに音声や擬音と動的照明での演出での臨場感は抜群でした。
このパノラマ館に入って感動しないハンガリー国民はいないだろうと思わせるほど。
ましてや、両親に連れられた幼い子どもや少年少女さらには感受性旺盛な10代から20代はじめの若者達にとってこのパノラマ館で視聴し自分の体で実体験した祖国の祖先たちの絵巻は圧倒的に誇らしく血が沸き踊るようで生涯忘れえぬものになるだろうと思いました。

同時に、私たち日本人が受けてきている自国の歴史文化国民(=民族)教育というものがいかに歪で貧弱かつ自虐史観で塗り固められているものであるかを考えると複雑な思いでした。

いままで自分で少しは真実の歴史と判断でき理解できそうなことやそれからわれわれはいったいどこからやってきたのかなどを本やインターネットを通して勉強しているのですが、おそらくわれわれが学校や社会で教えられ社会常識や一般知識として伝えられきたことは、ほぼ間違いなく真実の歴史とは異なっているという強い実感があります。
われわれが普通学んできたのはほとんど虚構と捏造の嘘の歴史ばかりでしょう。
本当の歴史、歴史の真相は学んできたものとはまったく異なる驚愕の様相をしているようです。

とにかく、われわれが学校や社会で学んだものや国家がこうだという歴史ではたしてわれわれ日本国民の国民としてまた日本民族としての誇りがどれだけもてたか?
それとももてていないか?
愚鈍で盲目的あるいは傲慢な誇りではなくて、世界の他の国や民族に向かって誇れる純粋な誇りがあるのか?
また特に他の国の人たちに自信を持って語れるような自分達の真の歴史を知っているだろうか?
われわれはどこからやってきたのか?
それは誰でわれわれはいったい誰なのか?

スパッといえる人いますか?
大多数の人は、ええ~まあ、あの~その~たぶんこんなのではないかと...
特にそんなことあらためて考えも思っても見ないし~よくわからない!
ぐらいが関の山でしょうか。

でもそのようなことがまともに云えなくて、でも私は日本人ですといえば、そとの国の人たちは怪訝に思いつつも容貌や持ち物などからたしかに日本人のようだナと認めてくれるでしょうけど。
いまの日本人はそんな具合です。そうなんです。残念ながら、恥ずかしながら、哀しいかな。

自分の国の真の歴史や民族の由来成り立ちは学校でも社会でも国さえももけして教えてくれないから当面は自助努力、自分で努力して学ぶしか方途が無いようです。
他の国の人たちが羨むようなすばらしい先祖と歴史を持っているはずなのに、われわれ日本人はネ。

そんなつぶやきがこぼしながら真夏の太陽が照りつけるそのハンガリー国立公園を後にしました。

興味のある方は下記 ”OUSZTASZER”でインタネットで調べてみてください。

http://www.tripfilms.com/Travel_Video-v69217-Opusztaszer-O_pusztaszer_National_Historical_Memorial_Park_Hungary-Video.html

山歩きのことはまた別途記述していきます。