家事の合間にフェンダーローズのアンプの電源を入れて、思うがままにすらすらと音楽を奏でるのは、妻の日常の中で欠かせない息抜きの時間。アップライトピアノをはじめ、妻の商売道具だったエレクトーン、私がバンド時代に使用していた新旧2台のフェンダーローズのエレピ、さらにmoogのアナログシンセサイザーといった、合計5台もの鍵盤がいつでも触れるようにリビングにセッティングしてあるのは、妻のアーティストとしての腕を鈍らせない効果を充分に果たしているといえます。
そんな彼女がもっとも頻繁に使用しているのがフェンダーローズですが、暇さえあれば曲を作って、譜面に書きおこしている姿がみられ、私が仕事をしている時にも、常に新たな曲が誕生していっています。
3年前に初めて2人で作ったCDの曲は、今でもmyspace.comで聴いていただくことができますが、あれ以来、妻はどんどん新曲を作っているにも関わらず、なかなか私自身が音楽の制作にまで気持ちがまわらなくて、レコーディングするまでにはいたらないのが現状。
でも今朝、原稿待ちで手があいていた私に「新曲作ったから、一緒にベースであわせて~♪」と熱烈な誘いをしてきたので、久々にベースをアンプにつないで2人でセッションをしました。いつもたった一人でエレピを弾いている彼女。ほんの少しだけでも私がベースを弾くと、ホントにわくわくキラキラとした表情をして、楽しそうにしてくれます。素敵な曲をどんどん作っているので、いつかはまた2人で録音が出来たらいいなと思います。
今日の写真は、妻の演奏にあわせて唄っているシフォン。(笑)というのは嘘で、たまたまシャッターチャンスに「あくび」をしそうになっているところです。