先日、近所に居着いた野良猫が具合が悪いようだと、ご相談がありました。
猫さんは、ダンボール箱を置いたら中へ入り、ぐったりした様子で出血もあるとのこと。
港区内の案件でしたので、信頼できる動物病院をご紹介し、翌朝にキャリーケース&洗濯ネットの捕獲通院セットを貸出お届け。
それから3日後、猫を捕まえることに成功し通院の報告を受けました。
もしかしたら、出産なのかもしれないと相談者さんは言っていたのですが...胎児が子宮内で壊死し、緊急に手術が必要な状態だそうです。
私は、この症状から元気ハツラツになった猫を知っているので、迷わず救命をお薦めしました。
費用の概算や療養後に定期的な治療は必要ないだろうことも。
もちろん、保護して下さった方の「助けたい」という気持ちもビシバシ伝わりました。
「一歩踏み出して救うべきか」── これ究極の選択です。
飼い主のいない猫の場合は、特に悩みが深い。
「無事に回復したら、その後どうするか」が現実問題として立ちはだかるのです。
猫を飼っていないご家庭では、パニックだと思います。
動物病院を検索したら「医療費バカ高」と上がってくるし、そんなつもりじゃないからケージだのトイレだの無いし、治ったら再び外へなんて出来そうもないし。
実際には、本気と書いてマジで...ヤバイです。
でも、でもね、お医者さまでもない限り、命を救う場面に遭遇するのは、一生に一度キリかも。
言葉を持たない生命とがっぷりよつで向き合う機会なんて、そうそう無いと。
私は、これは神様からの選ばれし者だけに贈られるプレゼントだと思うのです。
ハイッ!そこ、ドン引きしないで。
大丈夫、辛うじて正気 (*´ω`)ゞ
それは── 大変な体験するからこそ、命は大切だと身に染みて解るから。
名もない小さな命が起こす奇跡。
自分が生きていることも嬉しいし、大事な人の生命は、より愛おしく感じます。
獣医師や仲間の優しさにも包まれ、 それはもう世の中キラキラ☆*。( ΦωΦ )ノ
目に見えないはずの「無償の愛」とか「生命力」を信じられる瞬間があります。
流れてくる動物虐待のニュースへ毒づきます。
「一つの命を救うのが、どれだけヘビーだと思ってんだ!知らないのかッ ٩(๑`^´๑)۶」って。
そんな自分、ちょっと好きかもよー (;;Φ Φ)
【 ねこてん 公式HP 】