ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

命への想像力~猫カフェでパルボ感染

2018-08-03 22:45:10 | No more!ペットショップ
ここ数日間、商業猫カフェでパルボ発生という噂が SNS で飛び交いました。
真実だったようで、関東一円の店舗は休業とのこと。
みんな泣きながら働いてた」 猫カフェ「MOCHA」で猫パルボウイルス発生、店員が悲痛な訴え 関東全店臨時休業へ



内部告発から各愛護団体へ拡散していきました。

スタンスが天と地ほど違いますので、愛護側に営業体制へ告発を求められても難しいかと。

パルボの治療対策や緩和ケアのアドバイスならば、保護団体に最もノウハウがあります。
(注/保護猫カフェは愛護団体です!)

亡くなった子がいても、隠して開店していたのは経営方針。
猫カフェは、救済ではなく商売なワケで有り得ることだと思います。
経営者は休店は利益がなくなるので、何がなんでも回避したかったのでしょう。

パルボはワクチン接種で感染しないはず。
それに漏れがあり蔓延したと思われます。

利益を追求するならば飼育費を削る ── ビジネスですから当たり前かもしれません。



この猫カフェにいる純血種たちは「商品」です。
命にブランドなんてありませんよ。
生命に流行なんてあってはなりません。

私たち愛護団体やボランティアは「命」を保護しています。
命あるものなので、引き受けたからには「責任」があります。

センター引き出しや保護した猫がパルボを保有していることは想定内なので、保護シェルターでは万全に対策をしています。

それでも、防ぎきれないことがあるのです。
せっかく救った命をみすみす失ってしまうのですから、とてつもなく恐ろしいこと。
この認識は、保護ボランティアならば、皆んな持っていると思います。



そもそも猫カフェでは、感染症で全滅なんて思いもよらないでしょう。
考えていたら、オープンなんかできません。

猫は生きているのですから、機嫌が悪い時も、気乗りしないことも、体調を壊したり、怪我もします。

猫はウィルス感染する病気がほとんどなので、多頭飼育は細心の注意を怠ることが出来ません。
子猫なんか急転直下で、体調を崩しますから気が抜けません。



適切な管理を心がけていたら、儲けることなど、収入を得ることなどないはず。
生きている命を「お金」に変えようとすること自体が間違いだと思います。

ペットたちは、人間たちに利益をもたらす商材でも、人々を癒す道具でも感動させるツールでもありません。



犬や猫には夢を持って生まれてきます。
幸せになりたいと願っています。
それは家族として迎えて貰い、人に愛され共に生きること。

猫カフェが閉店している間、猫たちはどうしているのか?
成猫になり人気のなくなった子は、どうなるのか?
ストレスで病気になった子は、どう扱われているのか?

社会で一番弱い小さな命を欲望のために利用しているのは...誰なのか?

【 ねこてん 公式HP 】

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