ねこてん~全ての猫は天使である~

東京都港区青山&ビックサイト周辺にて地域猫活動を行っているボランティア

なぜTNRは問題を解決できるのか?

2020-05-02 23:35:00 | TNR&地域猫活動マニアル

猫は愛護動物なので、駆除のための捕獲は違法になります。

捕獲後は、不妊去勢手術をしてリリース、管理するべきです。

これが唯一のトラブル解決策。

現在、奄美大島では、飼い猫も さくら猫も見境なく、税金を得るために殺処分目的で捕獲されています。

どうして、このようなことが罷り通るのか?

それはTNRの有効性を ほとんどの人が知らないから。

知ることで救える命があります。



Yamazaki Hiro氏Facebookからhttps://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2322171321370417&id=100007327154374

2019年10月10日の記事
「TNRについての新しい研究が発表された」

最新TNR論文の要約に注釈(グリーン)をつけていきます。

🔻猫の死を30分の1以下にすることも可能な高密度TNR
🔻この研究は米国動物虐待防止協会の出資でなされました
🔻飼育放棄削減についても言及されています



難しく考えずに論文の要約なんで目を通して
欲しい。
価値が解った人はシェアしてください。
それが家なき猫のため、地域のためになるから。

殺処分では問題解決に至りません。
保護譲渡も解決策ではありません。

殺処分・虐待・飼育放棄を軽減するメソッドを知って欲しいと思います。

特に保護活動者と犬の愛護家には、今ある問題を解く糸口にして頂きたいと願います。
動物愛護を名乗る者でさえ理解せず、TNRを批難しているのが現実。

TNR活動を阻止することは、殺処分を推進することであり、未来永劫に保護をしなければならない動物を生むことになります。

TNRは動物だけではなく、地域のため、人のためのアクションです。

お金のある人や団体、獣医師は、これからの時代はもっとTNRをアカデミックに攻めるべきだ。

TNRの価値を上げないで感情論でやってても国や学者には勝てないから。
コレ、まだ日本に伝わってなくてかなり画期的だと思うのでアップする。

国は有事の際には動物を見捨てるということ。
犬猫を飼っている人間だけにしか手を差し伸べないこと。

だから、平時のTNRが大切なのです。

学者には動物愛護は通用しないこと。
何かを守るために何かを排除しなければならないとするのが飯の種ということ。

奄美のねこ問題。
マングースの代わりに金の成る木として、猫を合法的にスムーズに殺せるよう学者・島の獣医師が何年も考えた殺処分計画。
当然、TNRをあの手この手で封じ込めました。



以下ASPCAの専門サイトより抜粋

「猫の死を30分の1以下にすることも可能な高密度TNR(捕獲・不妊去勢手術・元の場所に戻す)2019年7月25日 」

実施密度の高いTNRプログラム(群れの個体の大半を対象にするTNR)によって管理された野良猫の群れでは、10年以上にわたり猫の死亡数が減少していることが、新しい研究により明らかになりました。

全く何の対策も取らなかった場合と比較すると、猫の死亡数(その死因が防ぎえたもの)が31分の1まで減りました。

「管理された野良猫の群れでは 10年以上にわたり猫の死亡数が減少」

このアプローチは今までなかったのではないでしょうか。
殺処分や生体販売、畜産動物とロジックは同じ。

国や有識者に命の搾取を止める意志はありません。
だから、民間で供給を断たなければなりません。

最近、論文審査のあるオープンアクセス雑誌『フロンティア・イン・ベテリナリー・サイエンス((獣医学最前線)』において、「長期展望:野良猫管理戦略とその実施密度が、猫の死亡数(その死因が防ぎえたもの)に及ぼす累積効果」 が掲載されました。この研究の一部は、ASPCA(米国動物虐待防止協会)が出資しています。

精巧なモデリングソフトを使い、猫の個体数を減らすための7通りの管理戦略について、その効果と関連費用が模擬検証されました。明らかになったのは、以下の点です。

「密度の高いTNR」は、地域猫活動によって管理する日本に最適な方法。

また、日本独自のTNRから地域猫へ繋ぐ活動によって得られる効果は、飼い主のいない動物たちへの無知・無関心・無責任の解消があります。

なぜならばTNR否定の理由は、知らない・やらない・殺したいだから。
TNRを行うことで意識改革が可能になります。



●TNRは、猫の死亡数(その死因が防ぎえたもの)の削減に有効である。
TNRは効率よく実施すれば、死亡数(その死因が防ぎえたもの)を大幅に減らすことができ、群れの縮小も可能である

TNRは猫の死亡数削減に有効。

これは、ロードキルや虐待など人為的に奪われる命が少なくなるということ。

飼い主責任(室内飼い)追及や餌やり禁止に解決を求めるのは得策ではないことを知って下さい。

室内飼い規制や餌やり禁止は排除しているだけ。
かえって猫を増やす結果を招き、問題はより深刻化します。

奄美は猫を殺すことで利益を得られるため、あえて解決の道を閉ざしているのです。

私たちの税金は、このように消費されています。
私たちの住む国は、なんと さもしいのでしょう。

●実施密度が重要である。
TNRは死亡数(その死因が防ぎえたもの)を減らし、群れを縮小することができるが、実施密度が低いと(6か月毎に25%の猫の不妊去勢手術を行った場合。
75%の猫に実施した場合との比較による)その機能は著しく低下する

先行TNRでなければ効果は低い。

よく言われるルールありき、住民の承認ありき、マネージメントありきでは猫の死亡数を減らせません。

だから 広報が重要なのです。
この広報活動を行政に担当して貰うと、理解が広がり、仲間が増えます。

それが、やがて人と猫との共生を叶えます。



●子猫の死亡数に注目すべきである。
捕獲した猫の安楽死を含め、どの管理方法を選択した場合でも、結果的に死亡数(その死因が防ぎえたもの)の大部分を占めるのは、子猫の死である

子猫の死を防ぐため。

殺処分される猫の半数以上は離乳前の子猫。
でも数字にカウントされているのは氷山の一角。

川に流され、山で野生動物に食され、生き埋めにされ、ゴミとして処理される生まれて間もない無数の命があります。

国民総出でも救いきれません。
TNRで救いましょう。

不妊去勢手術で助けられると分かるから。
生ませることは殺すことだと分かるから。

●飼育放棄を減らすことが重要である。TNRの成果(特に群れの縮小)に、何よりも大きく貢献するのは、飼育放棄の削減と、人なつっこい猫の譲渡に力を注ぐことである

保護活動は、あらゆる猫問題を打開するものではありません。

しかし、TNRを成功に導く重要なファクターである飼育放棄削減を保護譲渡が担います。

基本はTNRであり、その過程で保護譲渡。
だから、地産地消。
そして、前不妊去勢や8週齢以降など蛇口を閉める譲渡が求められます。

●管理の仕方を比較する。
間引く殺処分(猫の数が一定数に達するまでは放置し、達した時点で殺処分・安楽死を行う)は、実施密度に関わらず群れの個体数管理には効果がないと思われる。
定期的な殺処分(6か月毎に一定割合の猫を殺処分する)では、実施密度で効果に大きな差が出る。

「猫の数が一定数に達するまでは放置し達した時点で殺処分を行う」

ずっと我が国が実施してきた殺処分は効果がないとされています。

そうでしょうとも。
何十年間、何千万の命を奪いながら今も行われているのですから。

殺処分は国民が求めた国民のためのもの。
殺処分は問題を解決するものではありません。

このまま「増やして殺そう永遠に」を許容していきますか?

奄美のねこも同様です。
そもそも殺す理由をでっち上げた駆除計画。
繁殖制限抜きにマングースと同じプロセスで殺戮し続けても猫は根絶できません。

猫は人と寄り添う生物です。
人が変わらない限りは無理でしょう。

真に生態系を保全したいならばTNRしかありません。



「残念なことですが、地域猫の個体数管理を何も行わない、あるいは時代遅れで非効果的なやり方(散発的な捕獲と殺処分)を採用するコミュニティがまだまだ多いのです。
今回の研究によって、地域猫を一定数に保ち、時間をかけて数を減らすためには、密度の高いTNRの実施がもっとも効果的、かつ猫たちへの負荷が最も小さい方法であることが確認されました」と、マーガレット・スレーター氏は語っています。(獣医学博士・獣医学専門学位・米国動物虐待防止協会リサーチ部門責任者・研究共同執筆者)

TNRと地域猫活動はセット。
日本での地域猫活動は、地域のため住民のために行われ、動物愛護とは一線を画します。

だから、三者協働で取り組みます。
行政・ボランティア・住民で協力し問題を解決していきます。

猫嫌いさんも参加し、明るい未来のために人同士が助け合います🤗

「この研究によって、地域猫を一定数に保ち、時間をかけて数を減らすためには、密度の高いTNRの実施がもっとも効果的、かつ猫たちへの負荷が最も小さい方法であることが確認されました」
― リサーチ部門責任者マーガレット・スレーター

殺処分・遺棄虐待・外猫駆除を防ぐためには 皆さんのTNRに対しての ご理解が必要です。

小さな命と共に生きながら問題を克服できる正解なのですから。

そして我が国には、人間の知恵で生み出した方策、地域猫活動があります。

すなわち、TNRと地域猫活動のゴールは共生社会。

ジョン・ブーン博士(野生生物学者・ACC&D委員会副議長)によれば、「TNRプログラムの効果は、しばしば議論の的となります。
しかし、明確な定義付けがなされることは稀です。ほとんどのTNR実施団体は、不妊去勢手術の件数やシェルターへ入る猫の数、あるいは安楽死の件数を追跡調査して、その効果を測ります。
これらの測定値は重要ですが、野良猫の数がどれくらい減ったのかを測定することはできません。また「管理」によって「命が救われる」仕組みを解明することはできません。

この研究は、猫福祉・野生生物保護・獣医学の専門家の協力による取り組みです。

TNRは猫の問題を最も早く確実に解決する最善策。
遺棄虐待・不適正飼養も軽減します☺

密度の高いTNRを自分の地域から。
次に隣の地域に伝授し力を貸す。

各地域で進めると猫を介して全国へ笑顔の和が広がります🍀

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