遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

母と暮らせば

2017-01-08 | Weblog

2015年の映画、気になりながらみすごしてしまい、

今年になり、テレビで放映されたのを録画して、やっと観ました。

長崎で被爆し、消失してしまった息子を諦めきれず、
息子の恋人と共に、待ち続けた母が、終戦後三年を経て
諦めることを決意した日、
息子の亡霊が、現れる・・・・・

「原爆は人が、兵器として使ったものだから、自然災害ではない。

戦争は、人間が防げるはずだ」という母の言葉が、胸に響きました。

切なくって、ひとりで泣きながら観ていました。

自分でも気づかぬうちに、骨さえも残さず、消えてしまった人達の無念、

遺族の悲しみ、生き残ってしまった悲しみ、手足を失った戦士の悲しみ・・・・

声高に表現しているわけではないのに、

優れた映画人の方々の、声なき声まで聞こえた映画でした。

 

 

コメント
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