遊戯(ゆげ)

世の中は、なるようになるわ。
あきらめないで、悠然と生きる事を楽しむ・・・・
それが遊戯(ゆげ)の心です。

心を鬼にする

2015-06-29 | Weblog
26日間、寝たきり状態で、至れり尽くせりの
お人形さんになっていた老母は、病気が治っても、首ひとつ起こそうともしない。
暑い、寒い、ラジオのチュウーニング、靴下を、履かせて、ぬがせてなど、すべて口先ひとつで指示する。

もう、自分でやろうとしようね。暑いときは布団をはねあげる、寒ければ布団を掛ける、ラジオのチューニングをやってみよう、
靴下は自分で脱げるよ。などと言ったら、眉をひそめて、嫌な顔をして、息子(私の夫)を呼んで、同じことを頼んだ。
何、何?
夫が断ったら、切れた。
えー!我が儘。

食事は、ゼリーを卒業し、お粥、ほうれん草のペースト、おからのペースト、カボチャのスープなど、美味しそうなメニューが出てきたが、ふたくち、三口だけしか受け付けなかった。

「"えんげ"というより、意欲の問題でしょう」と言われている。


明日は、退院後の身の振り方の相談をする。
どうなることか。
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人生の楽園

2015-06-28 | Weblog
八ヶ岳の土地を500坪あまり購入して、リタイア後の住みかとしようと計画したご夫婦のケースを放送していました。
買った土地に家を建てて居たとき、突然
ご主人がくも膜下出血。
幸い、命はとりとめたものの後遺症が。

懸命のリハビリの成果があり、念願の森の住みかへ。
山野草の宝庫、



数年前から、抹茶カフェを開店。
お饅頭まで自分で作る奥さん。

笑顔がとても素敵な女性。

ご近所のお花農家の方とも仲良しになり
花の育てかたなど教えてもらっている。

社会ときちんと接点をもって生きることのできるひとが、こうした暮らしが出来るのだと思う。

夫の後遺症は年々ひどくなり、辛いこともあるが、デイサービスを活用しながら、自分の心の平安を保っていると言う。

みんな、死ぬまで元気だとは限らないのだね。
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曇り空 20 ℃

2015-06-28 | Weblog
トイレに行きたくて目が覚める。
もうすぐ7月とは思えない涼しさ
20℃だよ。

人間が、気候を変えちゃったんだよね?
昔は、
せっせと季節に親しみ
馴染む努力をしたものだけど
今や、
エアコンひとつで
艱難辛苦を乗り切る。

いつの間にか
2015年も
半分過ぎてしまった。
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星めぐりの歌

2015-06-26 | Weblog

あまちゃんの再放送を見ていると、折に触れ「星めぐりの歌がBGMで流れるのに気付き、しみじみする。

宮沢賢治作詞、作曲

赤い目玉のさそり
広げた鷲のつばさ
青い目玉の子犬
光の蛇のとぐろ

オリオンは高く唄い
つゆと霜とを落とす
アンドロメダノの雲は
さかなの口の形

大熊の足を北へ
五つ伸ばした所
小熊のひたいの上は
空の巡りの目当て

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福寿草

2015-06-26 | Weblog
昨日のテレビのクイズ番組の問題

福寿草は蜜がない
それでも、虫が集まるのは何故?


答えは、温かいから

福寿草は、太陽の動きに合わせて
花を動かす。
精一杯に、パラボラアンテナのように
太陽光を集める。

そのため、花のまん中辺りは、外気より、10度は高くなるって。

福寿草が咲くのはまだ、寒さの残る頃だから
寒さに震える虫達が 暖を求めてやって来るというのだ。
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ラッキー!!

2015-06-26 | Weblog

朝、布団の回りの小ひきだしなど片付けていたら、

2000年の夫の日記からピン札の1000円札10枚発見。

嬉しい。

幸先よし?

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なんとかしてよ。ドラゴンズ!!

2015-06-25 | Weblog

せめて 野球ぐらい勝ってよね。

あああああああああ

ストレスたまるうううう

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扇風機の音?

2015-06-25 | Weblog
夜中の扇風機の音は
雨音のよう

目が覚めてしまい
本を読んでしまい
腰が痛くなって
天井を仰ぐ

雨が降ってきたのかと
空を思う
流れる川を思う


名探偵モンクは
全く面白い
潔癖性は辛いだろうと思いつつ
あまりのこだわりに切なくなる。

彼は死んだあとの事まで決めているだろう。
棺の材質や
花の種類まで

私は、
フッと消えたいと思う。

誰にも惜しまれず
墓碑もなく
太陽の熱で蒸発するように

夫には
ありがとうと
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移り変わり

2015-06-25 | Weblog
「家族という病」読了。
読んでいるときに、ちょうど ラジオから 下重暁子さんの声が聞こえました。
この本の話をしています。
79歳ときき驚きました。
毅然とした話ぶり。
声にも姿勢のよさが現れています。

「夫」の事を、「つれあい」と呼ぶのが一番しっくりとくると言われます。

本の中に、「つれあい」と言う言葉が出るたび
「夫」と置き換えて読みました。

男女平等という精神で生きてきた方だから、
ここだけは譲れないという事なのでしょうか?


下重暁子さんは子どもを生まない選択をされたから、「子ども」というしがらみについては、
書けない。
家族という、したたかな病は、まさに 子どもとの距離の持ち方にあると思います。

夫婦の場合は、
所詮他人なのだという出発点が
程よい距離を持つことで、
我慢もできるし、
そこそこの関係が築けると思うのです。

子どもというのは、
愛しくて
哀しくて
心配なものなのです。

自分が死んだあと
生きていけるだろうかと
危ぶむのです。


ただ、とっくにわかっているのです。
母親の手の届かない
別の人格であることも。


親とかきょうだいの関係は
この本で語られている通りです。
どういう人なのか、
何を思い、何に癒された人生だったのか
わかりません。


今、義母が、病院で私の来るのを心待ちにしていること、行くと、すがるような目で「もう帰るの?もう少しおって」という。
病院にいる時間がどんどん長くなる。

実父母より付き合いの長い人です。
子どものように甘えてくる。

どういう生き方をしてきたひとかとか
自立しているかどうかは
もう関係なくって
私に出きることをするしかないと思うのです。

とにかく
家族が
一番の病であることは確かです。
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家族という病

2015-06-24 | Weblog
下重暁子作
幻冬舎新書 刊

kinoko さんのコメントを見て、読みたくなり早速取り寄せました。
読みはじめから、「ああそうそう」
私がずっと思っていたことが、的確な言葉で
書かれている。

ぐいぐい引き込まれていく。
そうよね、「そうよね。」
知らず知らず、相づちを打っている。


面白いなあ。
一刀両断で気持ちがよい。
さて、続きを読もう。
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温顔(おんがん)

2015-06-23 | Weblog

山下景子作 「美人の日本語」 
幻冬舎文庫 より


【無敵の表情】


おだやかで温かみのある優しい顔のことです。

笑顔は作ることが出来ても、温顔はそうはいきません。

その人に備わった表情のことだからです。

温顔無敵・・・・・・・温顔にかなうものはないという意味です。

・・・・・・・・・・・・・・・中     略・・・・・・・・・・・


心を温かくしてくれる顔、かたくなな心も溶かしてくれる顔。

最後に温顔は勝つのです。


いとおしいものを見るとき温顔が生まれます。

まわりがいとおしいもので満ち溢れたとき、無敵になるのかもしれません。



★この本は、毎日ひとつの美しい言葉を紹介しています。

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クレーム対応

2015-06-23 | Weblog

昨日の朝、6時30分頃、自転車で、ごみ収集所にごみだしに行きました。

その時、川沿いの道のむこうから猛ダッシュしてくる人が居ました。

帰宅して朝ご飯の支度をしているとピンポン。こんなに朝早くから誰?と思えば、

先程の猛ダッシュの人と夫がにらみあっているのです。


「さっきは、私を追いかけてこられたのですか?気づかなくて申し訳ありません。何か?」

と聞くと、我が家の畑と、その方の土地が隣接しており、竹の根がそちらまで延びて来ている。

放っておくと竹藪が出来てしまうから、なんとかしてほしい。切るだけじゃ駄目だからというもの。

いつもお願いする業者さんに頼みます。というと、「やってちょうす?」

それにたいし夫の答えが「お宅がやってくれと言うからしょうがないでしょ!」というもの。

うちが迷惑をかけているのだからと慌てて止める。全くびっくり。

なんだ、こいつは。まるで子どもじゃないかと思う。

どうやって生きてきたんだろうと思う。


とにかく、業者さんに見てもらって、


ついでに、ばかでかくなっている他の木も全部とっぱらってもらうことにする。


何とか解決。お金はかかるけど、目処がたって一安心。

それにしても、

夫を残しては死ねないと思った。


バカなんだから。

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小暮写真館

2015-06-22 | Weblog
昨夜録画したドラマを朝少しみた。
宮部みゆきさんの「小暮写真館」

キャストが、素晴らしい。
イメージ通りで驚く。
昔何度も読み返すぐらい好きな本だ。
ドラマになって嬉しい。
それにしても、素晴らしいキャスティング。

この時期、連続ドラマが 次々完結するので寂しかったが、嬉しい。


これって デジャブ?
再放送?
なんか、きしかんがある。
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岸ユキさんのはなし

2015-06-22 | Weblog

先日の、”徹子の部屋”で岸ユキさんの話に感動しました。

インターネットで検索したら以下の文を発見しましたので引用します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

山梨県韮崎での夫との農業を通した生活は幸せそのものでしたが

突然、岸さん御夫婦に不幸が訪れます。

それは、最愛の夫の病でした。

岸ユキさんの夫は

78歳で末期ガンで余命1ヶ月の宣告を受けます。

ステージ4の胃がんの末期癌だったそうです。

ユキさんの夫は放射線治療や高額な入院費のかかる

緩和ケア病棟への入院を拒み、尊厳死という形で自宅で療養を続けられ

お亡くなりになられました。

尊厳死の夫がユキさんに遺した言葉とは

典型的な亭主関白だったという岸ユキさんの夫は、

生きている間には一度も妻に愛の表現をすることはなかったといいます。

まあ、多分世の中の日本人の男性の多くはこういった表現は苦手なものです。

遺書に残した岸ユキさんの夫の愛

しかし、ユキさんの夫の残した遺言書には、

 

「私が残す全ての財産を妻・富巳(岸さんの本名)に残す。

兄弟や姉妹にお願いがあります。

私は、妻・富巳を心から尊敬し、愛しておりました。

ですから、妻・富巳が命ある限り、私に与えられた肉親の愛情を

妻にもお願いしたいのです。どうか仲良くお暮らしください。」と記してあったといいます。

 

 

岸ユキ 現在

岸さんは、山梨の韮崎での夫との農業に勤しんだ思い出を大切にしながら

現在は、千葉県君津市のアトリエで小さな菜園をしながら、

生活をされています。

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義母の気持ち

2015-06-22 | Weblog

病院へ行くと、義母が待っている。
「いつまで こんなことしとるだね?
こんなところに居たくない。」

「気持ちは痛いほどわかるけど、自分の口で
栄養を採れるようになるまでは、鼻のチューブは取れないよ」と看護師さんに言われる。

点滴や酸素は取れたけど、今は鼻から胃までチューブが入れられている。
ずっと異物が有るのは嫌だろうと思う。
トイレ付きの個室だから、導尿ははずしてほしいと思うけど、まだ外れない。

意識はしっかりしているから辛い。

自分でトイレで排泄できないと言うのは、苦痛だと思った。

自力で排泄できるということ、自力で食事できるということは、最高の自由なのだと改めて思う。

流動食が口から食べれるようになったら、
自力でいきるための栄養がとれるようになったら鼻のチューブが外れる。

人間の尊厳について考えさせられる。

「少しずつ良くなっているからね、頑張ろうよと言うしかない。」


看護師さんが言う。
「いつ来るかいつ来るかと待って居ますよ。
(嫁の)私の事をひたすら待っている。
良い関係作ってこられたんですね。息子さん
(夫)のことは言わないけど。」と。

私は、自分を恥じる。
毎日毎日の医者がよいや、食事を作っても
なかなか喜んでもらえなかったり、好き嫌いの多い義母に、苛立ったことを。

病院に居ると、優しい自分で居られる。
介護は全て 看護師さんがやってくれるので
ただ、見守っていればよいから。
自宅に帰ったとき、快適な環境を作れるかが心配になる。

コメント (2)
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