Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

サイクリング・テニス・散歩等の道すがら、公園・野原・湖畔・川辺等で見つけた美しい花をスマホで撮っています。

楽しいシューカツ⑤

2021-12-04 | 日記
先々回の続き(シニア向け高齢者住宅探し)です。
楽しいシューカツ③

「人生100年」と言われる時代です。第二の人生の入り口を60代とすれば、70代でまだ新人。80代で中堅、90代でようやくベテランといったところでしょうか。

シニアの理想を表すことばに、豊か、スマート、健やか、アクティブなどがあります。
理想にはほど遠い私たち70代前半夫婦の願いは、このような理想のシニアたちを羨ましく思うだけでなく、一歩でも近づけたら良いなと思い、新しい環境(シニア向け住宅への住み替え)での生活にチャレンジしようと検討を始めまたばかりです。


私たち夫婦が目指すのは、マイペースの暮らし-夫婦二人のマイペース、自分なりのマイペース、そして妻なりのマイペースです。

朝の気分次第で、家にいるのもよし、外出するのもよし。思い立ったその日が最良の旅行日和で、日帰りの旅も名所を巡る一週間の旅も自由自在、留守宅を心配する必要のない生活が理想です。

私は従来通りテニスを、妻は映画観賞やショッピングを楽しむ日々。時には夫婦揃っての散歩で四季折々の移ろいを感じながらの、街のそぞろ歩きも楽しいかもしれません。


このような生活ができるバックヤードがシニア向け高齢者住宅です。老人ホームとの違いは質の高い居住空間、プライベートな生活に制限がなく、医療面での健康サポート、セキュリティ、要介護時のサポート体制が充実しており、閑静でありながら市街地へのアクセスも良い立地の物件を中心に探しています。


ただ、このような質の高いシニア向け住宅に入るには月々の費用負担が問題になってきます。このような住宅に入るには年金だけでは当然賄えません。不足分は貯金から補填する必要があります。

この時に予測しなければならないのが、自分たちが何歳まで生きることができるかという点です。日本人女性の平均寿命は87.74歳、男性は81.64歳ですが、自分たち(2人共73歳)は何歳まで生きるかを計算して資金計画を立てなければなりません。



寿命を短く読めば、グレードの高いシニア向け住宅が選べ、長生きすると読めばグレードを落とさなければなりません。この読みが大変悩ましいところです。


現に「寿命の読み違え」で高級老人ホーム入居中に貯金が底をついた90歳女性の事例を目にしました。彼女は80歳の時に老人ホームに入居しましたが、10年後の90歳の段階で貯金が底をつき、施設を出なければならなくなりました。


結局、彼女は生活保護を申請し、今までよりもグレードが相当落ちる、月10万円(居住費、食費、日常生活費など)の老人ホームに移ることになったそうです。本人曰く「こんなに生きるとは思わなかった」とのこと。

人生の終盤を狭い部屋で、時間割りに縛られた自由度の低い老人ホーム生活をするのは避けたいとの気持ちがあっても、「寿命の読み違え」をすると同じ轍を踏んでしまいます。


私たち夫婦も「寿命の読み違え」をなくする統べはありません。ここは少し寿命を長めに見積もって、それに見合った資金計画を組まざるを得ません。すでに、比較的グレードの高い首都圏の分譲型シニアマンションと中間のグレードの東京都内の賃貸型サービス付き高齢者住宅の見学を済ませていますが、時間をかけて無理のない資金計画が組める住宅を見つけようかと考えています。次回以降、見学した物件の内容も紹介したいと思います。