Ninbuのスマホで撮った花だって美しい!

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柏の葉公園で出会った花たち

2021-12-14 | みんなの花図鑑
12月9日(金)、テニスの帰りにコートの近くにある柏の葉公園立ち寄った時に見つけた、私にとって今シーズン初めて出会った花たちです。公園のエントランスを入ると、最初に出会ったのが公園中央通路に植えられているのがオトメツバキです。

<オトメツバキ(乙女椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


乙女椿は八重咲きの中輪種で、まるい花びらが重なり合い、美しく咲きます。一番の特徴として、椿の特徴である黄色い雄蕊(おしべ)が見えないことがあげられます。花色はピンク色が一般的ですが、紅色や白色、紅白絞りの品種も存在します。

<オトメツバキ(乙女椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


乙女椿の名前の由来は諸説あります。実を結ばないことが、婚姻前の乙女を思わせるからという説、愛らしい花形が美しい乙女を連想させることから乙女椿と呼ばれるようになった説、江戸時代、他藩に出回らないように門外不出とされたことから「お止め椿」と呼ばれていたのが転じて「乙女椿」になった説などが有名です。

<オトメツバキ(乙女椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


次に出会ったのが、日本庭園内に咲いていたカンツバキ(寒椿)です。昭和人間の私は寒椿というと、南野陽子の映画「寒椿」を思い出してしまいます。南野陽子の可憐な美しさと、日本女性の奥ゆかしさとはかなさを演じた見事な演技力、西田敏行の任侠心、男気溢れる演技に感動しました。

<カンツバキ(寒椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


寒椿は山茶花同様、寒さに負けず、美しい花を咲かせる日本の冬を代表する花の1つです。山茶花とは、葉っぱも花も開花時期もほぼ同じです。また、花弁は山茶花と同様一枚ずつばらばらになって散るので、なかなか見分けがつきません。

<カンツバキ(寒椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


しかし、背丈でおおよその区別がつくようです。山茶花は樹高2m~5m近くありますが、寒椿は枝が横方向に伸びるので背丈が高くならず、せいぜい1mぐらいです。

<カンツバキ(寒椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


寒椿は、寒さ厳しい中や日陰であっても、鮮やかで豪華な花を咲かせます。その花の姿のイメージから、「謙譲」「愛嬌」「申し分のない美しさ」という花言葉が付けられました。

<カンツバキ(寒椿)ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


次に出会ったのがドッグラン近くで咲いていたヤブツバキ(藪椿)です。一般的には「ツバキ」と呼ばれていて、「ヤブツバキ」という呼び名は植物学上の名称です。日本最古の観賞用花木あるいは代表的な茶花として知られ、江戸時代には本種とユキツバキを掛け合わせるなどして数多くの品種が作られましたが、単にツバキという場合はヤブツバキを指します。

<ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


通常は2月から4月にかけて赤又は白の五弁花を咲かせます。花は枝先に一輪ずつ、やや筒状に開くのが特徴。しばし混同される山茶花のように全開せず、その控えめな様子が好まれて茶花に使われます。花にはヒヨドリやメジロが集まり、花粉を運びます。

<ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


野生種では咲き終わった花が丸ごと落下するのも山茶花との違いであり、「武士たちは、これが打ち首を連想させるとして忌み嫌った」との俗説が知られます。花はサルの好物であり、人間社会でも花弁を天婦羅にして食べる風習があります。

<ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


葉は長楕円形で先端が尖り、周囲には細かなギザギザがあります。長さ5~11センチ、幅3~8センチほどで、枝から互い違いに生じます。両面に毛がなく、年中ツヤツヤとしていることから、光沢を表す古語の「ツバ」を冠した「ツバの木」からツバキとなったそうです。

<ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科ツバキ属 12月10日 柏の葉公園>


最後に出会ったツバキの仲間が、ゴードニア・ラシアンサスという私には初めて聞く名前の花です。北米フロリダ半島の付け根を中心とした湾岸部の湿った低地の森林部やサバンナでに自生するツバキ科の常緑樹です。

<ゴードニア・ラシアンサス ツバキ科ゴードニア属 12月10日 柏の葉公園>


9月~11月まで光沢のある長円形の葉にツバキと同じような白い花を咲かせます。常緑の葉は秋には美しく紅葉し、見どころの多い木です。

<ゴードニア・ラシアンサス ツバキ科ゴードニア属 12月10日 柏の葉公園>


台湾椿(ゴードニア・アキシラリス)ツバキ科 タイワンツバキ属とよく似た白い花を咲かせますが、台湾椿は蕾がたくさんまとまって付くのに比べてそれほど多くありません。また、花も少し大きく、葉も長めで一回り大きく、樹形は立ち性です。台湾椿とは属も異なります。

<ゴードニア・ラシアンサス ツバキ科ゴードニア属 12月10日 柏の葉公園>


今日はツバキの仲間を紹介しましたが、最後にもう一回、柏の葉公園で出会った花たちを次回に投稿する予定です。

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10 コメント

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Unknown (eiwa-6000-2)
2021-12-14 20:54:40
乙女椿

Ninbu さん、こんばんは。
美形の花、豪華さ、可愛いですね。

幾何学模様に並ぶ花弁の様子が、
一番 キレイに思います。
暫くは 咲き続く事でしょう。

寒い時期に可愛らしい花が咲く、
椿、サザンカ、そして スイセン。

いつも楽しみにしてる花です。
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Unknown (shu2702)
2021-12-14 21:07:03
ninbuさん こんばんは。
柏の葉公園にはツバキ属の花がたくさん咲いていますね。
柏市の木は、たしかカシワだったと思い、では花は何かと調べてみたら、、、
何と3つもありました。
シバザクラ、カタクリ、ヒマワリだそうです。
ちなみに、柏市の木も2つあり、カシワとシイでした。
ツバキはどちらにも入っていませんでした。
カタクリが近くで見られるのも知りませんでした。
近くですので、季節になったらお邪魔したいと思います。
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Unknown (なつみかん)
2021-12-15 07:05:44
おはようございます。
柏公園の椿・サザンカ、色々植えられて、これからますます楽しめそうですね♪
寒風吹き荒ぶ中でも、頑張って綺麗な花を咲かせてくれるお助け花です。
(あ、ブログのネタに、です)

最初の乙女椿、純白に見えて、縁が少しピンクになって美しいですね。
葉っぱに細かい鋸歯が見えますが、乙女サザンカではないのでしょうか?
咲く時期が椿にしては少し早い気がしまして‥
今年は咲くタイミングがどの花も出鱈目なので、なんとも言えません(^^;;
花の散り方をみたらわかるかもしれませんね。
無粋なコメントでごめんなさい‥
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Unknown (ninbu)
2021-12-15 08:14:05
@eiwa-6000-2 永和さん、おはようございます。コメントありがとうございます。
乙女椿は椿の中でも一際、美しく見える花ですね。冬は花が少ない季節ですが、椿や山茶花、水仙、ビオラ、シクラメン、クリスマスローズなどの花たちが穴を埋めて楽しませてくれます。それと、私の近くにあるアンデルセン公園では早くもチューリップが咲き誇っているようです。もし、年内に行けたらブログで紹介しますね。(^.^)
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Unknown (ninbu)
2021-12-15 08:16:00
@shu2702 shuさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
柏市の木と花を調べていただき、ありがとうございます。シバザクラ、カタクリ、ヒマワリだとは知りませんでした。カタクリは逆井駅の近くに「カタクリの里」というカタクリの群生地があります。私も2度ほど訪れたことがあります。また、あけぼの山農業公園でも見ることができますね。
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Unknown (breezemaster)
2021-12-15 08:22:20
おはようございます😉

柏の葉公園、沢山の椿、こんなに種類があると、
スポーツで来た人、散策で、来た人、
花を見に来た人と楽しませてくれていますね^^
乙女椿、
いつも見る箇所が有るんですが、
一つは、母のお墓参りに行った帰りに行く、
小さな山⛰に咲いているんです。
私のイメージだと、春分の日の頃、咲くのが乙女椿なんですが、
植えられている場所で、色々な木がありますもんね^^
昨日は、みぞれ混じりの雨でした。
一気に冬になったのを感じますねぇ
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Unknown (ninbu)
2021-12-15 14:41:30
なつみかんさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
乙女椿とよく似た花に乙女山茶花があるのですね。初めて知りました。開花時期を調べてみると、乙女山茶花が11月上旬、乙女椿が12月初旬と、確かに乙女山茶花のほうが早いようで、乙女山茶花が正しそうですね。そこで、乙女椿と乙女山茶花の見分け方をネットで調べてみました。でも、花だけでは違いがよくわからないので、花びらの散り方で判断するのが間違いないようです。管理事務所で聞いてみるのが間違いないですね。貴重なご指摘ありがとうございました。(^.^)
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Unknown (ninbu)
2021-12-15 14:43:24
@breezemaster attsu1さん、こんにちは。コメントありがとうございます。
ツバキ科の植物は種類が多いですね。椿と山茶花の見分けは花の散り方でわかります。
それ以外の園芸品種はよくわかりません。今回の乙女椿もなつみかんさんから指摘があったように、私が初めて聞いた乙女山茶花のようです。こうなってくると何が何やらわからなくなってきます。それに加え、今年は温暖化の影響で、花が咲く時期もマチマチで、人間だけでなく、花たちも混乱しているようです。(笑)
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Unknown (t71127aichan)
2021-12-16 23:11:23
ninbuさん こんばんは
寒いのに弱いninbuさん テニスは寒くてもお出かけになるのね。
体を動かしていると暑くなりますものね。
柏の葉公園には山茶花の種類も沢山植えられているようですね。
この花が咲くと「さざんか さざんか咲いた道 たき火だたき火だ落ち葉たき~」
つい歌ってしまいます。
今 ひ孫が来るので童謡を歌っているわ。
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Unknown (ninbu)
2021-12-17 09:01:49
@t71127aichan ピエロさん、おはようございます。コメントありがとうございます。
はい、寒さに弱くてもテニスだけは「別のninbuくん」が動くんです。(笑)でも、今日は、昨夜から降り始めた雨が今朝も降り続き、テニスは中止です。(泣)
「たきび」の歌、懐かしですね。小さい頃、冬になると、庭で焚火をしながらよく歌いました。でも、今は大川栄策の「さざんかの宿」をついつい口ずさんでしまいます。(苦笑)
「赤く咲いても 冬の花
咲いてさびしい さざんかの宿~」
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