日本共産党東京都議団は、専門家の協力をえて都内128ヵ所で放射線量の測定を実施し、その結果をふまえて、25日放射線量の測定地を増やすなど測定体制の抜本的強化を石原知事宛に申し入れました。
申し入れ書は、放射線量測定について下記のように求めています。
1、都内全域の地上1m地点で継続的に行い、特に放射線量の高い地域、学校、幼稚園・保育園、公園は 地表面と土壌を測定し公開する
2、海底、河川、池の土壌の測定
3、土壌、水、野菜や魚介類の放射線量、核種別測定の抜本的強化
4、豊洲新市場予定地でも測定する
対応した福祉保健局の梶原総務部長は申し入れに対して「考えます」と答えました。
申し入れの全文と5月26日付の「しんぶん赤旗」の記事はこちら
http://www.jcptogidan.gr.jp/html/menu5/2011/20110525194237.html
足立区、葛飾区、江戸川区など東部地域は0.18~0.39マイクロシーベルトなど高い線量の地域が目立ち、地表面で0.618マイクロシーベルトという地点もありました。(写真は5月25日、東綾瀬公園での測定の様子です。)
日本大学専任講師の野口さんは、都が地上18メートルでしか空間線量率を測定していないことについて、「放射性核種は地上に降下しており、地上からの距離が遠くなるほど空間線量率が低くなる。東京都は早急に地上1メートルの空間線量率の測定をすべきだ」とコメントを寄せています。
新日本婦人の会 足立支部でも「放射線量測定のお願い」を区長あてに出しました。
週刊誌に出ていた数値は心配ないものなのか?区内の公園、学校の校庭など足立区ですぐに測定をして、ホームページなどで公表して欲しいというものです。
子育て中の若い世代に対して、本当のことを知らせて不安を取り除いて欲しいと思います。