一年を超える審議をリードしてきた日本共産党
足立区では身体や知的障害をお持ちで要件を満たしている方には月15500円の福祉手当が支給されていますが、精神障がい者には支給されていません。
昨年10月、同じ障がい者なのに対応が違うのはおかしいと、足立区精神障がい者家族会連合会から、せめて精神障がい者保健福祉手帳1級所持者に、5000円の福祉手当支給を求める陳情が出され、厚生委員会で質疑が行われてきました。
日本共産党は、「『障がい者自立支援法』では三障害一元化が謳われており、障害によって差別があってはならない」と主張。陳情提出から一貫して採択を求めてきました。
一年を超える委員会の審議では、精神障害は福祉的施策よりも医療的扶助のほうが優先、財源の手当てができない等の意見が出されてきましたが、それらの主張の道理のなさを明らかにし、必要性を説く中で、徐々に議論に変化が起こり、10月15日の厚生委員会、24日の本会議で採択されました。
日本共産党は当初から採択を求めてきました。
実施は区長の決断に
議会の陳情採択を受けて福祉手当の支給を実施するかどうか、区長の判断が問われます。
実現すれば品川、杉並に続き3区目の実施になります。