消費税 区の増収26億円増税分は18億円

2014年04月29日 22時04分02秒 | 日記

「社会保障の充実」には何一つ使わない!

 13日に行われた区議会総務委員会で、今年度の区の消費税増収は26億円、そのうち8%に増税した分が18億円あることなどが明らかになりました。
 これは、消費税のうち「地方消費税」分が1%だったものが、増税で1.7%になったことによるものです。
 

 区は「高齢者・障がい者・児童福祉・保健所予算などに振り分ける」と報告しましたが、日本共産党の追及で、社会保障の充実などには何一つ使わないで、その分は財政を浮かせることが明らかに。

 具体的に福祉タクシー券を例に「タクシー料金が増税で上がっているのに上乗せしなければ実質的に目減りになる、サービス低下だ」「このような現金給付型のサービスを全て洗い出した。こういったものへ増収分を活用すべきではないか」と迫りました。
 

 これに対し区は「消費税が10%に上がったら考える」というひどい答弁。
 

 日本共産党の質疑で「国でさえ生活保護費など増税分は上乗せしている」ことと比較しての区の姿勢の冷たさが浮き彫りになりました。
 

 さすがに与党(自民党)議員からも「増税分の区民サービスについて、私たちは説明責任がある。これでは理解していただけない」旨の発言がありました。
 

 日本共産党区議団は、引き続き「社会保障の充実」を求めるとともに、10%への再増税を許さないため全力をあげます。