本日大島都議を通じて「東京都第六建設事務所」に要望書を提出し、懇談しました。
足立区内の都道などに関し、地域から寄せられている沢山の意見についての要望です。
以下要望書の内容です。
1、特定整備路線に関連して
(1)補助138号線(興野1丁目)について
区民防災広場までつぶして幅員16mの都市計画道路を建設すれば、災害時には広場がなくなり引火物である車が滞留することにより、更に危険性が高まります。道路現況のない中、防災(木密10年プロジェクト)を口実に、事業をすすめることは基本的には反対です。
2020年を目標に、突如計画が具体化し、事業化がスタートした現状においては、少なくとも以下の対応を講じて頂きたい
①区民防災広場の半分以上が道路となる。その代替策について責任を持って講じて頂きたい。
②地権者は、高年齢化した中で、突如の話により、生活への影響を心配、不安も多く寄せられている。お金の問題ではなく、生活の問題である。住民の声に誠実に対応して頂きたい。
(2)補助136号線(本木地域)について
事業実施に伴い具体的に寄せられた以下の意見・要望に誠実に応え対応して頂きたい。
①長年商売(和菓子屋)をしているが、立ち退きになったら商売を続けられない。やめなくてはならないと考えているので、その後の生活の保障もしっかり考えてほしい。。(本木南町)
②6月に家を計測に来ると言われている。3世帯でペット(犬2匹、猫7匹)もいる。このまま暮らしたいと言ったら、老人ホームに入れと言われた。今80歳を超えて、20代からここに住んでいるので、本木から離れたくない。認知症にならない為にも、犬の散歩をしているので、ペットとこのまま住み続けたい。(本木2丁目)
③敷地が少し削られることになった。玄関の横を道路が通るので、プライバシーが守られるか心配であり、家に塀をつけて頂きたい。(本木2丁目)
④立ち退き話をする中で、威圧的な言い方(例えば「三角の土地なんか買えない」「きちんと税金を払っているのか」など)をされ、とても傷ついた。今、第三者の人に入ってもらって交渉を続けているが、相手を傷つけるような言動はやめて欲しい。(本木2丁目)
2、都市計画道路の新設・改良に関して
(1)補助261号線について
現行計画通りすすめれば、前沼交差点は、全国的にもまれな7差路となり大渋滞が予測されるので、竹の塚駅鉄道高架下事業と切り離して、計画を見直して頂きたい。
(2)補助257号線「毛長川新架橋」について
現在地域住民の説明会の開催、一部買収が進んでいるが、区画整理事業と連携して開通が期待されており早期実現を求めます。具体的な計画等を明らかにされたい。
(3)補助119号線(墨堤通り)について
電柱地中化にともない緑道としてイチョウの木が植えられていたが、電柱地中化で伐採されたままです。前回の要請時には「電柱の地中化が完成するまでには3~4年かかり、現在は仮舗装の状態であるが、本舗装ができる27~28年には、植栽を行う」旨の回答だったが、前倒しして実施して頂きたい。
地元住民には時々説明を行い、都の計画を明らかにするとともに、住民の声を活かして頂きたい。
(4)都道449号線について
都道449号線から土手に上がる斜面には柵ができ、いつでもどこからでも登れなくなってしまった。災害時に避難が困難になった状態を改善して頂きたい。
(5)補助256号線について
一ツ家一丁目15番、20番付近が、大型車両が通ると付近の住宅が振動する。道路が歪んでいると思われるので、点検・補修をして頂きたい。(⇒区道でした)
(6)補助269号線について
飯塚橋のスロープが長く、高齢者・障がい者は大変であり、エレベーターを設置して頂きたい。
3、狭隘な道路の改善について
以下の道路については、利用者も多い道路であるにもかかわらず、歩道が狭く、障がい者やベビーカーなどが安心して通行できる環境にはないので、電線等の共同溝(CCBOX)化などを行って改善されることを要望いたします。
(1)旧日光街道の西保木間1丁目から4丁目間。及び竹の塚7丁目から2丁目間。
(2)西新井大師から江北駅までの都道(バス通り)
4、他の都施設に関して
(1)綾瀬川堤防の足立区青井・西綾瀬部分について、耐震補強工事が行われることになったが、工事年次を早めて頂きたい。