日本共産党の提案が実現
足立区には熱中症対策の総合的なとりまとめの部署がなく、救急搬送や被害状況の把握さえ行われていませんでした。 昨年も7人の方が熱中症で亡くなっていて、そのなかの3人は、クーラーがあってもつけていない中で亡くなったということで、区議団として昨年8月に改善の申入れを行いました。
今議会6月20日の厚生委員会には、日本共産党の要望が実り、「全庁をあげて熱中症対策を行う」ために、区が熱中症対策会議を設置することの報告がありました。
縦割りの弊害をのりこえて、子ども・教育・文化・スポーツ・住区センター・環境・公園・高齢者・保健所・報道広報・財政など、関係するあらゆる部署が集結し、「課題の共有と、必要な対策の調整、区民への情報提供や注意喚起」を行うものです。
区の熱中症対策(主なもの)
【情報提供・注意喚起が大きく前進】
●広報(6月号)で熱中症対策を掲載
●区の対策をまとめてホームページに掲載
●後期高齢医療保険料の通知と併せて熱中症対策のリーフレットを同封、69000人の高齢者に注意喚起
【各分野の取り組みや改善内容】
●学校ー熱中症予防サイトの実測値が危険水準に達したら、区が各学校に運動中止等の情報を防災無線FAXで流す
●保育園等ー注意喚起や情報発信
●公園ー有料施設(生物園や交通公園、スポーツ公園など)には熱中症の情報を掲示。他の施設も管理者に情報提供。
●スポーツ施設ー屋内施設は館内放送で注意喚起。屋外施設は、管理人の携帯電話に連絡、利用者に注意喚起
●地域学習センターー注意喚起のために「熱中症予防情報」を掲示、館内放送も行う。
●住区センターー熱中症シェルターとして誰でも気軽に利用できるようにする。ミネラルウォーターのタンクを設置(希望施設のみ)
●高齢者ー地域包括支援センターが保冷マクラを貸与。民生委員が気がかりな世帯を訪問。対応を呼びかける
今朝の千住大橋駅での宣伝で「暑いのにご苦労様!」と冷たいお茶の差し入れをいただきました。
元気百倍!ありがとうございました