写真は今朝の関原の朝市の練り歩きです!
希望の持てる足立区へ子どもたちの学校つぶさないで
「高野小・江北小の学校統廃合計画中止」「高野小の存続」について、採択を求めての討論です。
区は学校統廃合計画において、高野小と江北小を平成30年に統合する方向を示しました。この方向は現在、エリアデザインの検討が始まったことでストップしていますが、エリアデザインが進めば動き出す関係にあります。
陳情は、江北小と高野小が廃校となり一つの新校に統合されるということに対して、統廃合計画を中止すること、江北小および高野小を存続することを求めていますが、いずれの陳情も当然で、道理があるものと考えます。
第一に、区はこれらの学校が過小規模になったから統合すると言いますが、決して過小規模ではありません。
しかも、日暮里舎人ライナーの駅近くで、マンションなど住宅建設が進み人口が増える傾向にあります。
区は、当面人口が増えることを認めましたが、さらに少人数学級の進展も考慮すれば、クラスが増えていくことは容易に予想され、「今のまま両校を存続させていくことがもっとも経済的であり、将来を考えた施策」であることは明らかです。
第二に、小規模の学校には小規模の良さがあり、かけがえのないものです。
「私が通っている高野小学校では、1年生から6年生まで全員で310人です。あいさつはどの小学校よりもできていると思います」と、児童自身が誇りに思い、校庭が広いのをフルに使って元気に遊んでいます。
江北小は区内で最も長い歴史を持ち、伝統を受け継ぐ学校として「明るく元気で仲よし」です。こうした良さを奪うべきではありません。
弟三に、学校は地域の宝であり、防災のかなめです。
学校がつぶされた地域では、避難所がなくなって苦労しています。地域コミュニテイと絆づくりが強調され、防災対策の強化が叫ばれている今、その核となる学校をこれ以上減らすべきではありません。
陳情では、高野小について、特別支援学級が設置され、駅に近いこともあって多くの子どもたちが通っていると述べながら、高野小がなくなったら子どもたちの笑顔が消え、避難所や地域の拠り所が失われてしまうことを心配していますが、まったくそのとおりです。
こうして地域では「学校をつぶさないで」の声が広がり議会に寄せられた陳情は2000名を超えました。住民合意のない一方的な統廃合はやめるべきです。学校を存続してこそ区が言う「未来へ、確かな道筋」を切り開くものとなります。