区民の声を区政に 基本構想・バリアフリーに意見を

2016年05月16日 20時31分19秒 | 日記

足立区がパブリックコメント(区民意見) を募集
  ●足立区基本構想(案)についての意見募集→4月20日~5月20日まで
 ●足立区バリアフリー推進計画(案)についての意見→4月20日~5月20日まで
   ★意見提出方法は区役所へ持参、郵送、ファックス、ネット送信
 ★そもそも「計画案」は? もう期限がきちゃう?
        ☎03(3880)5770日本共産党足立区議団まで

 一つは「足立区基本構想(案)」です
 これは足立区の「憲法」ともいわれるような位置づけで作られるものです。
 これまでの「構想」の計画期間が平成28年度までだったので新たな計画を作ることになりました。「30年後を見据えて区民と行政の共通の目標を描く」と区は説明しています。
 「協創力」ってなに?
 今回の基本構想(案)の最大の特徴は「協創力」(きょうそうりょく)という言葉が登場し、よくわからないことです。
 最近産業界で流行っている言葉らしいのですが聞きなれないし、産業界で使われているからといって区政になじむかどうか疑問です。
 実際、区の説明によると協創とは「変化し続ける社会や課題に足立区を挙げて対応し解決していくための根本となる仕組み」というのですがどうもよく分かりません。

土台となる生活向上の視点は 

 それを推進力にすると言われても、区民としては参加・協力しづらいのではないかというのが第一の感想です。
 第二に「活力にあふれ」「進化し続ける」「ひと・まち足立」とメインスローガンで銘打ちますが、それらの土台となる区民の生活向上を支える視点・文言はついに入りませんでした。
交通不便地域の解消などは 
 構想(案}では「事業者」(主に区内中小企業)の役割発揮を期待する場面が多くなっていますが、その企業が元気に経営を営める環境づくりや育成・支援の視点も見当たりません。
 また、たとえば「くらしやすい都市基盤を整備する」と方向性が書かれていますが、交通不便地域の解消など、どう整備していくのかは見えません。
 ぜひみなさんの目で見ていただいてご意見を提出していただきたいと思います。
【郵送の場合】〒120・8510足立区中央本町1の17の1足立区政策経営部基本構想担当課
 
 もう一つは「足立区バリアフリー推進計画」(案)です
 これは国の「バリアフリー法」と足立区の「ユニバーサルデザイン推進計画」にもとづいて区の「重点整備地区選定の考え方」をつくろうとするものです。
 (案)では弟1章で高齢化と少子化の進展や、障害者差別解消法とオリンピック・パラリンピックの開催予定などが「背景」として述べられています。
 5カ所の重点整備地区  
 第3章では「重点整備地区」について記載されています。 
 「予備」の第一次選定で32カ所が選ばれましたが、第二次選定で12カ所に絞られています。次にバリアフリー法にもとづいた「本選定」で10カ所に絞り(特定地域)、さらに5カ所の「重点整備地区」が選定されています。重点地域案は次のとおりです。
●北千住駅周辺地域●綾瀬駅周辺地域●区役所周辺地域●西新井駅周辺地域●竹ノ塚駅周辺地域
 10カ所の特定地域 
 第4章では「特定地域」(10カ所)について場所や方針が記載されています。第5章では「区全域のバリアフリー方針」が記載され、そこでは区民の声も掲載されています。 また、1、施設等のバリアフリー方針、2、心のバリアフリー方針となっています。
 第6章でバリアフリーの推進に向けてとなって終わります。

ぜひ意見を提出していただきたいと思います。

【郵送の場合】〒120・8510足立区中央本町1の17の1都市建設部都市計画課ユニバーサルデザイン担当係