「足立の花火」有料観覧席を来年度増設に向け検討!?

2016年08月25日 18時43分22秒 | 日記

毎年恒例の「足立の花火」が今年も7月23日に開催されました。8月19日の産業環境委員会で花火開催の報告がありましたのでお知らせします。
開催結果について

●打上発数 13,556発
●観客動員数 63万人(前年55万人)
●プログラム
◎「みんなの『いいね』で音楽花火」は事前にアンケートでリクエストをとり、花火にまつわるエピソードも募集しました。その結果、オープニングはリクエストで1位を獲得した曲「365日の紙飛行機」に合わせて花火を打ち上げました。 
 また「足立の花火」にまつわる心温まるエピソードの紹介とそれに関する曲(「となりのトトロ」オープニング曲「さんぽ」)に合わせての花火を打ち上げました。
◎「Hanabi de LIVE」はavex演出による花火で、当日会場で5万本のサイリウム(光る腕輪)を配布し、音楽にあわせて光るものを振るというライブ感覚花火となりました。
●実施結果 来場者参加型の企画を取り入れたことで、花火会場に一体感が生まれるなど大いに盛り上がり、みんなで創った新しい「足立の花火」となりました。
有料観覧席について 

また、今回初の試みとして有料席(320席)が設けられました。ブルーシート90センチ×90センチで1席4000円でした。
 販売日の6月13日「チケットぴあ」にて販売し、販売から2時間で完売しました。  

 私はこの有料観覧席に対して6月の産業環境委員会で「なぜ有料観覧席を導入したのか?」を質問しました。
 区は「ペンキでの席取り問題を解決するためや、すでに行っている他区では好評なので、今回試験的にやってみることにした」と有料観覧席を設けた説明をしました。
 これに対し、日本共産党足立区議団は「席取り問題は昨年、早い時間から職員を配置し注意を促したことによってペンキでの席取りはなくなったこと、花火は区民が公平に楽しむもので、あえて値段をつけて販売することには賛成できない。有料化はやるべきではないと考えるが、区は今後も続けていくのか?」と質問しました。
 今後について区は「今回やってみて検証していく」と答えていました。
 その結果、「今回は発売から2時間で完売したことにより、来年度は本年度の状況を検証のうえ、増設に向けて検討していく」としています。
 今回完売したとはいえ、スペースの問題・金額の問題など今後検証しなければならない問題は多いです。
 そんな中で、あえて有料観覧席を設ける必要が出てくるかは疑問です。有料観覧席は必要ないと考えます。
ゴミ問題について 

大きなトラブルや事故はなかったものの、ゴミの問題がありました。花火終了後、路上に山のようなゴミが捨てられていた所があり、近隣住民からクレームが出たそうです。 

翌日の清掃を区は820万円かけて行いましたが、近隣の高校(荒川商業、東京朝鮮第四初中級学校)などがボランティアで清掃に協力をしてくれたそうです。また昨年は花火の始まる前に足立学園の生徒さんが中心になって区の職員と一緒にゴミ袋を配布しましたが、今年は学校の都合で行いませんでした。
 ゴミ問題に関しては環境政策としてゴミ減量の立場から、持ち帰りを徹底してすすめていくべきではないでしょうか。そのためにも今後はゴミ袋の配布など積極的に行っていくべきだと考えます。
 区民が大いに楽しみ、区外からもたくさん観覧に来る「足立の花火」は足立区をアピールする大きなイベントです。これからもより良い「足立の花火」を目指します。