昨年を上回る苦情・問合せが殺到
6月14日に国民健康保険料の通知が発送されてから、足立区役所に問合せ・苦情が殺到。その数は昨年を大きく上回るもので区役所は「何で上がったのか」「どういうことなのか」などの苦情対応に追われています。
平均約7千円の値上げ、平均保険料は11万8千円に
一人当たりの平均値上げ額は7252円で、平均保険料も11万8441円になりました。今年は均等割りの値上げ幅が大きいため、低所得者や家族数が多い世帯ほど負担増が大きくなっています。
値上げに賛成した自民・公明など
この値上げ案は、3月の最終本会議で提案され、自民・公明・民進などが賛成して決められました。日本共産党は反対討論を行いました。
「国保の負担増を抑えるべき」(共産党代表質問)→「積極的に都などに意見を述べる」(区答弁)
今年6月の議会で、国保料の負担増を抑える立場で質問したのも日本共産党区議団だけでした。来年から国保の都道府県単位化が行われ、国や都が補助の割合を削っている中、更に大幅値上げも懸念されます。
「今でも年間の保険料額は国民年金の一か月分をはるかに超え、住民から所得を奪う原因になっている」と迫ると、
区は「区民負担が大幅な増加とならないよう、国民健康保険課長会や東京都国民健康保険連携会議などで積極的に意見を述べる」と答弁しました。