「聞こえない!」の声を届け 防災無線68か所新設

2017年12月24日 17時38分00秒 | 日記

日本共産党の提案が実現!今年度は10カ所新設

調査・申入れを繰り返す
 日本共産党足立区議団は2016年の夏におこなった区民アンケートで、区内の防災無線の「聞こえ方調査」をおこないました。
 この時の調査で区内に聞こえない場所が多数存在することが明らかになりました。
 区民アンケートでは「夕焼け放送すらきこえない、聞きずらいということは、雨降りや台風の時はもっと聞こえない地域が増え、いざというときに防災無線が役に立たない」「防災無線が聞こえない地域をなくすべき」と日本共産党区議団は区に対策を求める申し入れを行い、繰り返し改善を求めてきました。当時は区は聞こえない地域すら正確につかんでいませんでした。
 区は「30年度から防災無線のデジタル化を行なう」「聞こえない地域を優先する」ことを表明し、今議会で大幅な改善計画が明らかになりました。
台風21号の教訓生かし
 今年の10月22日から23日未明に関東地方を縦断した台風21号で中川周辺では「決壊の恐れ」から避難勧告が出され防災無線で避難が呼びかけられました。しかし「何を言ってるのかわからなかった」との意見が多数寄せられ、放送直後から区役所には内容を問い合わせる電話が多数寄せられました。
4年間で区内全域整備で空白解消
 日本共産党は実際に指摘してきた通りの事態が発生したことを受け、今議会の代表質問でも対策の前倒しを要求しました。
 区は今年度、聞こえない地域10か所を先行して防災無線を設置、32年度までに68か所増設し、既存の134か所も全て更新ることを約束しました。これが実現すれば防災無線の総数は202か所になります。これにより聞こえない空白地域は、基本的に解消します。
性能も改善で「暴風雨時の聞こえない対策も」
 デジタル化と合わせ防災無線の内容を携帯電話やスマホなどで確認できるように改善され、暴風雨時に「内容がわからない」時などに確かめられます。音量も8段階の調整で、平常時はうるさくないようにし、災害時は最大限で聞こえるようになります。