6月25日、第二回定例区議会本会議で、私は一般質問を行いました。
コロナ禍の中で、子どもたちに安心安全で、長期の休みでストレスや不安でいっぱいの子どもたちの心のケアをしていく教育を行うためにも今こそ少人数学級が求められていることを質問しました。
しかし区は心のケアは大切と認めておきながら、少人数学級へと踏み出そうとはしません。
国も20人学級が望ましいと言い、全国知事会も20人学級を提唱しているのに足立区は逆行しています。
3密を36人で防げると言い放っています。今日の東京都の感染者は220人。足立区でも中学生や保育士さんの感染が報告されています。
新型コロナウイルスから子どもたちを守ることは待ったなしです。
質疑の一部を掲載しました。
ご意見、ご要望およせください。
【質問】 日本教育学会の提言は10万人確保の潜在的な人材のプールはあることを具体的に示している。
定年退職された教員10万人、若い世代で教員免許状を持ちながら教職についていない方々数十万人の人材のプールがあるとしている。
「セーブ・ザ・チルドレン(子どもたちを救え)」と呼びかけきちんとした待遇、将来の展望を示せば、この機会に教職に就こうという人たちを確保することは充分に出来る。
教員増を中心にすえてこそ学びが保障できると思うがどうか。
【答弁】 私どもも教員の増員が重要であると認識しており、教員の充実、少人数学級の実現を毎年国や都に要望している。
【質問】 子どもたち一人ひとりに目が行き届き、子どもたちの成長を大切にした教育をすすめるためには分散登校時のような少人数体制が必要だ。
区は22日から一斉登校で「40人学級」に戻る。
現在の教員数ではあまりにも少なすぎるため、学級を分けて20人程度の授業を続けられず、40人学級に戻らざるを得ない。
感染症対策のため三密を避け、間隔を守るためにも今こそ少人数学級にすることが必要なのではないか。
【答弁】 少人数学級の重要性は私どもも認識しており、国や東京都に対し、その実現を毎年強く要望しつづけているところです。
今後も強く要望していく。
【質問】 少人数学級は、直面するコロナ危機に対応するために緊急に求められているとともに現在の困難を乗り越えたあとに、子どもたちへの希望ある政策となる。
教育のゆとりをなくしてきたことの反省、転換を求め一丸となって少人数学級実施に向けてありとあらゆる努力をすべきではないか。
【答弁】 私どももそうした考えに立ち、国や都への要望の継続、教員をサポートする非常勤人材の確保に努めている。今後も、国や都の動向を注視しながら、必要な人材の確保に努めていく。